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火山噴火に伴う火山雷の基礎知識と噴火が及ぼす事業への悪影響

火山雷は最近になって研究が進められている火山噴火時の事象であるため、まだ全貌が明らかになっていませんが、これから火山噴火対策の導入を検討している企業担当者の中には火山雷がどういった事象なのか知らない方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は火山の噴火がもたらす事業への被害や火山雷の基礎知識、火山雷が発生する仕組み、企業の主な火山噴火対策などを説明していきます。

この記事を読むことで火山雷の理解が深まるので、ぜひ参考にしてください。

火山の噴火が企業にもたらす多大な悪影響

火山列島である日本では、過去1万年以内に噴火した火山は現時点では111箇所あり、気象庁では火山噴火予知連絡会に選定された50箇所が24時間体制で監視・観測されています。

もし火山が噴火した場合、事業に以下の深刻な被害が発生してしまうおそれがあり、有事の際に事業を守るために平時のうちに最善と考えられる対策を可能な限りの対策をしておく必要があります。

  • 火山灰や噴石などによって、オフィスや工場などの建築物や設備が損傷し、一時的な休業を余儀無くされる
  • 火山灰の積灰によって、電線が損傷することで停電が発生し、業務が円滑に行えなくなる
  • 火山灰によって水が汚れてしまうことで一時的な断水が行われる
  • 火山灰の積灰によって公共交通機関の運行停止や自動車の故障などが発生し、サプライチェーンが途絶してしまう
  • 休業やサプライチェーンの途絶に伴って、納期遅延や顧客離れが発生してしまう など

噴石の中で直径2mm以下の小さい固形物は火山灰と呼ばれ、噴火した火山から数百km先まで広範囲に降る傾向があり、公共交通機関の麻痺や建築物の損傷、人体への悪影響などの被害を引き起こします。

現時点では多くの地域が被災すると考えられている富士山や阿蘇山の噴火が危惧されており、企業を守るために事前に対策しておくことが望ましいです。

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火山噴火に伴って発生する火山雷

火山雷とは、火山の噴火に伴って発生する雷のことであり、火山噴火時という極めて限定的な条件でのみ発生するため、目撃例は少ないものの、噴火の規模に比例して火山雷の規模も大きくなる傾向があります。

火山雷の規模が大きくなった場合は、窓など建築物の一部を損傷させてしまうケースがあり、内閣府の「降灰が与える影響の被害想定項目について」でも語られているとおり、1991年のチリにあるハドソン山噴火時は、火山雷がラジオ中継塔に直撃したことで、ラジオの送受信に悪影響が出ました。

噴火している火山に近づくことができなかったためにどのような仕組みで火山雷が発生するのかなど数多くの不明点がありましたが、無線の観測機器などによって、この10年ほどで火山雷の観測・研究が進められています。

火山雷が発生する仕組み

火山雷は、火山噴火時に火山灰や水蒸気、軽石などが高い密度が放出されると、粒子同士の摩擦によって静電気が起きることで発生しており、溶岩も噴出されている場合は溶岩が電気を通すために火山雷が生じることは通常はありません。

火山雷の全貌はまだ明らかになっていないものの、NATIONAL GEOGRAPHICの「6日間でなんと10万回の火山雷が発生、鍵は大量の氷だった」で説明されているように、火山雷の激しさなどに氷の有無が大きく影響していると最新の研究では考えられています。

2018年のアナク・クラカタウ山の噴火時は、6日間にわたって10万回を超える火山雷が発生しましたが、同発表によれば、氷の影響が大きいという説を裏付けるように赤外線データなどの計算で約300万トンの氷が火山雲に含まれていたことが判明したのです。

企業における主な火山噴火対策

もし火山が噴火した場合は、火山灰などによって、事業に取り返しのつかない甚大な被害をもたらしてしまうおそれがあります。

この章では、企業における主な火山対策を説明していくので、企業担当者の方はぜひ参考にしてください。

BCP・防災マニュアルを策定する

火山の噴火に伴う災害発生時に、直ちに企業を守るための的確な対応を開始するために、あらかじめBCP・防災マニュアルを策定しておきましょう。

BCPとは、災害や事故などのリスク発生時にその悪影響を最小限に抑えて、事業の継続または早期復旧を図るための計画のことであり、リスク発生時の対応を事前に定めておくのが特徴です。

BCP・防災マニュアルのどちらも策定していない状態でリスクに巻き込まれた場合は、混乱によって的確な判断ができず、被害が拡大してしまうおそれがあるので、事業を守るためにも事前に策定しておきましょう。

詳しくBCPを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

防災グッズを備蓄しておく

降灰によってライフラインの途絶や公共交通機関の麻痺が発生する事態を想定し、安全に過ごせるようにあらかじめ防災グッズを備蓄しておきましょう。

一般的な災害の場合は電気・水道・ガスのライフラインの復旧や人命救助が落ち着くまでに3日程度かかると言われているものの、サプライチェーンの途絶によって追加の食糧などを受け取れなくなってしまうおそれがあるため、1週間分以上の防災グッズを備蓄しておくことが望ましいです。

防災グッズの備蓄が企業に求められている理由や備蓄が必要な防災グッズの種類を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

防塵ゴーグルなど火山灰対策を行う

火山灰は数百km先までと広範囲にわたって降りますが、皮膚の炎症や呼吸困難、目の痛みなどの様々な健康被害をもたらしてしまうため、火山対策の一環として事前に防塵ゴーグルやマスクを用意しておきましょう。

また火山灰が積もると、その重みによって建築物や設備などが損傷してしまうので、定期的に除去する必要があり、掃除用具としてスコップや雑巾なども用意しておくことが大切です。

火山ハザードマップを確認する

火山の噴火時に、すみやかに的確な判断をするためにあらかじめ火山ハザードマップを確認しておきましょう。

火山ハザードマップとは火山の噴火履歴に基づいて、火山噴火によって発生する災害と被災する範囲を予見した地図のことであり、自治体によっては安全な避難場所や緊急連絡先なども記載されている場合があります。

ただし、あくまでも予見に過ぎず、状況によっては安全とされていた場所も被災してしまうおそれがあるため、1つの目安として活用することが望ましいです。

リスク情報を早期把握できるFASTALERT

災害発生時は、意思決定に基づいた初動対応をすみやかに開始するために、被害状況などの情報収集を行わなければなりません。

しかし、災害発生時はリソースが限られた状況の中で情報を精査しなければならず、場合によっては対応しきれないおそれがあり、これによって的確な対応ができない可能性があります。

この状況を解決するために自治体や企業では、AI情報収集サービス「FASTALERT」が活用されています。

FASTALERTは、自然災害・事故・事件など自治体や企業におけるリスクが発生した場合にAIが正誤を分析した上でほぼリアルタイムでサービス利用者に提供する仕組みです。

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最後に

火山雷はこの10年で詳細な研究が進んでいる事象の1つであり、そのメカニズムなどまだ明らかになっていない部分が多いため、今後の研究結果に最新の注意を払いつつ、火山噴火対策を徹底しておくことが重要です。

この記事を参考にして、火山の噴火に備えるために的確な対策を可能な限り導入しておきましょう。

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