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事業に甚大な被害をもたらす火山災害の種類と企業における主な対策

火山の噴火に伴って、火山灰や火砕流などの様々な被害が広範囲にわたって発生するおそれがありますが、これから火山災害対策に取り組もうと考えている企業担当者の中にはどのような種類の火山災害があるのか分からずに困っている方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では火山災害がもたらす事業へのリスクや主な火山災害の種類、企業における主な火山災害対策などを説明していきます。

この記事を読むことで的確な火山災害対策を導入する上でのヒントが分かるので、ぜひ最後まで読み進めてください。

火山災害が引き起こす事業への致命的な悪影響

日本は火山列島と呼ばれ、現時点では日本各地に111箇所の活火山がありますが、もし火山が噴火した場合は広範囲にわたって、主に以下の被害が発生することで事業に深刻な悪影響を受けてしまうおそれがあります。

  • 火山灰などによって事業所や設備・機器が損傷し、休業を余儀なくされてしまう
  • 火山灰による電線や電力設備の損傷で停電が発生し、業務が中断されてしまう
  • 火山灰などによって公共交通機関の麻痺や自動車の故障などが発生し、サプライチェーンが途絶してしまう
  • 休業やサプライチェーンの途絶によって、納期遅延やそれに伴うペナルティ、顧客離れが発生する
  • 火山灰などによる施設の汚染や損傷で一時的に断水が発生する など

状況によっては、最悪は復旧の目処が立たずに倒産へ繋がってしまうおそれがあるので、事業を守るためには平時のうちに可能な限りの対策を導入しておく必要があります。

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主な火山災害の種類

火山が噴火した場合、それに伴って、火山灰や溶岩流などの様々な災害が引き起こされるため、対策する上ではあらかじめ火山災害の種類を把握しておく必要があります。

この章では、主な火山災害の種類を説明していくので、ぜひご覧ください。

噴石・火山灰

噴石とは、火山の噴火によって飛ばされる岩石の総称のことであり、気象庁の「火山噴出物に関する用語」で説明されているとおり、火山に関する防災情報では、危険性を分かりやすく伝えるために大きな噴石と小さな噴石に分類されています。

【大きな噴石】
20〜30cm以上の風の影響をほぼ受けずに、飛散する噴石のことであり、避難の猶予がなく、生命の危険性が高い

【小さな噴石】
直径数cmほどの風の影響を受けて、遠方まで飛ばされる噴石のことであり、火口付近では登山者たちが死傷するおそれがある

また直径2mm未満の小さな噴石は、火山灰と呼ばれており、数十kmから数百km先まで飛散し、公共交通機関の麻痺や建築物の損傷などの深刻な被害をもたらします。

火砕流・火山サージ

火砕流とは、火山の噴火による高温の火山灰や岩石、マグマなどが混ざり合って、猛スピードで流れ下る災害のことであり、約400〜1,000℃の温度をもつ火砕流が時速約100kmで進んでいくため、発生を確認してからでは避難が非常に困難です。

火砕流は広範囲にわたって周囲の建築物などを破壊しながら燃え上がらせていくため、火山の噴火が予想されている場合は可能な限り遠く離れた場所へすみやかに避難しておく必要があります。

火砕サージは火山噴火時や火砕流に伴う災害のことであり、有毒ガスや火山灰が斜面を流れ下っていきますが、火砕流よりも粒子が少ないために寿命が短い傾向があり、通常の到達距離は5kmほどになります。

火砕流の種類や事例なども知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

溶岩流

溶岩流とは、火山の噴火によって地下にある溶岩が斜面を流れ下る災害のことであり、約1,000℃の高熱で森林や建築物を焼失させていきます。

溶岩流のスピードは、溶岩の粘り気と火山の斜傾に大きく影響され、粘り気が少なく、斜面が急激であれば猛スピードで流れ下り、車でも避難が困難になりますが、その反対に粘り気が強く、斜面が緩やかであれば進むスピードが非常に遅くなるため、発生を確認してから徒歩による避難もできます。

火山泥流

火山泥流とは、火山の噴火によって蓄積された火山灰や軽石などの高温の火山砕屑物が豪雨や火山湖の水と混ざり合うなどの原因によって、斜面を流れ下る現象のことであり、状況によっては時速60kmを超える速度で広範囲にわたって、建築物や道路などに壊滅的な被害をもたらします。

また、積雪した状態で火山が噴火し、雪から変わった水が火山砕屑物と混合することで発生する融雪型火山泥流と呼ばれています。

火山ガス

火山ガスとは、火山の活動によって地表などから噴出されている気体のことであり、普段から火口や噴気孔から出ており、火山の噴火時は大量の火山ガスが放出されます。

火山ガスは、二酸化炭素や二酸化硫黄、塩化水素、硫化水素などの主成分で構成されており、強い毒性を持つため、もし火山ガスを吸引した場合、目まいや吐き気、呼吸困難などの症状が現れ、最悪は中毒症状によって亡くなってしまうおそれがあります。

空振(空気振動)

空振(空気振動)とは、火山の噴火などによって空気に急激な圧力が加わって強い振動が発生する現象のことであり、その圧力の強さは噴火のエネルギーと火口からの距離によって決まります。

強い空振が発生した場合は、建築物や自動車の窓ガラスなどが損傷する被害が引き起こされるため、火山が噴火する危険性が高まっている際は、損傷するおそれがある火山に面した窓ガラスなどから離れましょう。

企業における主な火山対策

火山が噴火した場合、広範囲にわたって深刻な被害をもたらしてしまうおそれがあるため、平時のうちに最善と考えられる対策を導入しておくことが望ましいです。

この章では、企業における主な火山対策を説明していくので、これから火山対策を導入しようと考えている企業担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

BCP・防災マニュアルを策定しておく

火山の噴火時に直ちに的確な対応を開始するために、あらかじめBCPや防災マニュアルを策定しておきましょう。

BCPとは、災害や事故などの企業におけるリスク発生時にその悪影響を最小限に抑えて、事業の継続または早期復旧を図るための計画のことであり、事前にリスク発生時の最善と考えられる対応を定めておきます。

もしBCPや防災マニュアルを定めていない状態でリスクが発生した場合、混乱によって的確な判断がすみやかにできないことで被害が拡大してしまうおそれがあるため、事前に策定しておくことが望ましいです。

今回は簡易的な説明となりましたが、詳しくBCPを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

防災グッズを備蓄しておく

火山の噴火に伴って、身を守るために避難生活を余儀なくされる場合があるため、事前に防災グッズを備蓄しておきましょう。

一般的に電気・水道・ガスのライフラインの復旧や人命救助が落ち着くまでに3日程度かかると言われていますが、火山が噴火した場合は広範囲にわたって火山灰の積灰などの被害が発生し、復旧対応と避難生活が長期化するおそれがあるため、少なくとも1週間分以上の防災グッズを用意しておくことが大切です。

企業に防災グッズの備蓄が求められている理由や防災グッズの種類などを知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

火山灰対策を徹底する

火山の噴火によって、火山灰は数十kmから数百km先の広範囲にわたって降りますが、目のかゆみや結膜炎、息苦しさなどの健康障害や建築物・設備が積灰の重みによって損傷するなどの被害が発生します。

こうした被害を最小限に抑えるためにも火山が噴火する危険性が高まっている場合は、防塵ゴーグルやマスク、スコップなどを用意しておきましょう。

火山ハザードマップを確認する

火山が噴火する可能性が高まっている場合にすみやかに的確な防災行動を開始するために、あらかじめ火山ハザードマップを確認しておきましょう。

火山ハザードマップとは、過去に発生した火山の噴火履歴等に基づいて、発生する火山災害の種類や被災する範囲を予見した地図のことであり、自治体によってはそれらに加えて、安全な避難場所・避難経路なども記載されている場合があります。

ただし、あくまでも予見に過ぎず、噴火の状況によっては安全とされていた範囲も被災してしまうおそれがあるため、1つの目安にとどめ、常に最新の防災情報を把握することが大切です。

リスク情報を早期把握できるFASTALERT

災害発生時は、意思決定に基づいた初動対応をすみやかに開始するために、被害状況などの情報収集を行わなければなりません。

しかし、災害発生時はリソースが限られた状況の中で情報を精査しなければならず、場合によっては対応しきれないおそれがあり、これによって的確な対応ができない可能性があります。

この状況を解決するために自治体や企業では、AI情報収集サービス「FASTALERT」が活用されています。

FASTALERTは、自然災害・事故・事件など自治体や企業におけるリスクが発生した場合にAIが正誤を分析した上でほぼリアルタイムでサービス利用者に提供する仕組みです。

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最後に

もし火山が噴火した場合は、火山灰や火砕流などの火山災害によって事業活動に取り返しのつかない深刻な被害を受けてしまうおそれがあるため、平時のうちに最善と考えられる対策を導入しておくことが大切です。

この記事を参考にして、火山災害の種類を把握した上で企業を守るために的確な対策に取り組みましょう。

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