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甚大な被害をもたらすおそれがある突風と企業における突風対策

台風や積乱雲などに伴って、竜巻等の突風が発生した場合、建築物の全半壊や停電、自動車の横転など甚大な被害へ繋がるおそれがあるため、被害を最小限に抑えるために事前に対策しておくことが望ましいです。

しかし、これから突風対策を導入しようと考えている方にはどのような対策に取り組めばいいのか分からずに困っている方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では突風の基礎知識と主な種類、企業における突風対策などを説明していきます。

この記事を読むことで効果的な突風対策を導入する上でのヒントが分かるので、ぜひ読み進めてください。

突風がもたらす甚大な被害

突風とは、台風や積乱雲などに伴って発生する瞬時に吹く強い風の総称のことであり、竜巻などが突風に分類されており、気象庁では竜巻などを含めて竜巻などの激しい突風と呼んでいます。

突風の中では特に竜巻は被害が大きくなる傾向があり、もし竜巻などの突風が発生した場合は、以下の被害が発生するおそれがあるため、注意しなければなりません。

  • 剥がれた屋根や看板などの飛来物が衝突することでオフィスなどの建物が損傷し、場合によっては一時的な休業を余儀無くされる
  • 車の横転やスリップなどによって交通事故が起き、サプライチェーンに影響するおそれがある
  • 突風による飛来物で電柱が折れたり、電線が切れたりすることで停電が発生する
  • 看板や剥がれた屋根、損傷した建物の一部などの飛来物によって重軽傷を負う など

朝日新聞の『愛知・豊川で突風、26棟被害 「看板がなぎ倒された」』で説明されているように、台風9号の影響で発生した突風によって、愛知県豊川市で建物26棟と車22台が損傷したほか、一時的に1,850世帯で停電が引き起こされました。

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多岐にわたる突風の主な種類

突風はあくまでも激しい風の総称であり、竜巻やダウンバーストなどその種類は多岐にわたります。

突風の主な種類は、以下のとおりです。

【竜巻】
台風や積乱雲に伴って発生する激しい風の渦巻きのことであり、短時間のうちに狭い範囲で深刻な被害をもたらす

【ダウンバースト】
積乱雲からの下降気流が地表に激突することで激しい空気の流れのことであり、電柱をなぎ倒すなどの被害が発生する場合がある

【ガストフロント】
積乱雲からの冷たい下降気流が暖かい空気と衝突したことで発生する局地的な前線のことであり、竜巻よりも風速が弱い傾向がある

【塵旋風(つむじ風)】
直射日光によって地表が温度が上昇することで発生する渦巻き状の突風であり、竜巻よりも規模と被害は小さい

突風の風速を把握するための日本版改良藤田スケール

竜巻などの突風は局地的で風速計で風速を正確に測ることが難しいため、突風の被害から大まかな風速を推定するために6段階に分類された藤田スケール(Fスケール)が世界的に使われています。

藤田スケールは、1971年にシカゴ大学の藤田哲也教授によって考案され、被害の大きさに比例してFの値も大きくなり、風速も強かったことを示しますが、大まかな風速しか分からなかったことと米国で開発されたことから日本の建築物に対応していなかったことから気象庁では、藤田スケールを改良した日本版改良藤田(JEF)スケールを使っています。

気象庁の「日本版改良藤田(JEF)スケールとは」で説明されていますが、日本版改良藤田スケールで定められているそれぞれの値は以下のとおりです。

【JEF0(25〜38m/s:3秒の平均)】
木造住宅の一部や窓ガラスが損傷する。ブロック塀の一部が損傷または倒壊してしまう。自動販売機が横転するなど

【JEF1(39〜52m/s:3秒の平均)】
木造住宅の屋根ふき材が浮かび上がったり、剥離したりする。自動車が横転してしまう。走行中の列車が転覆してしまうなど

【JEF2(53〜66m/s:3秒の平均)】
木造住宅の上部構造の変形に伴って、壁が損傷する。大型自動車が横転してしまう。電柱が損傷してしまうなど

【JEF3(67〜80m/s:3秒の平均)】
木造住宅の上部構造が著しく変形したり、倒壊したりする。アスファルトが剥離・飛散したりするなど

【JEF4(81〜94m/s:3秒の平均)】
工場や倉庫などの屋根ふき材が剥離したり、脱落したりする

【JEF5(95m/s〜:3秒の平均)】
鉄骨造プレハブ住宅や倉庫の上部構造が著しく変形したり、倒壊したりするなど

被害を抑えるために行うべき主な突風対策

竜巻など突風の種類は多岐にわたりますが、突風による被害を最小限に抑えるために企業はどのような対策を導入しておけば良いのでしょうか。

この章では、企業における主な突風対策を説明していくので、ぜひ参考にしてください。

BCP・防災マニュアルを策定しておく

竜巻などの突風発生に備えて、あらかじめBCP・防災マニュアルを策定しておきましょう。

BCPとは、災害や事故など企業におけるリスク発生時にその影響を最小限に抑え、事業の継続または早期復旧を図るための計画のことであり、リスク発生時に開始する対応を事前に定めておきます。

もしBCPや防災マニュアルを策定していない状態でリスクに巻き込まれた場合、混乱によってすみやかに的確な対応ができないことで被害が拡大してしまうおそれがあるため、事前に策定しておくことが望ましいです。

詳しくBCPを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

的確な防災行動を開始する

竜巻などの突風発生時は、飛来物の衝突によって重軽傷を負ってしまうおそれがあるため、突風の危険性が高まっている場合は安全確保のために以下の対応を行いましょう。

【屋内の場合】
・飛来物が突き破ってくるおそれがあるため、窓や壁から離れる
・部屋の中央付近にある頑丈な机の下に入り、両腕で頭を守る
・安全のために風通しのないトイレや浴室、地下室へ避難する など

【屋外の場合】
・近くの頑丈な建物の中へすみやかに避難する
・倒壊するおそれがある木や電柱、ブロック塀には近寄らない
・頑丈な建物がない場合は、飛来物から身を守るために水路などのくぼみで身をかがめる
・自動車が横転する場合があるため、安全な場所で停車してから避難するか、車内で頭を守る など

突風に関する防災情報を確認する

竜巻などの突風から身を守るために、あらかじめ気象庁が発表する突風に関する防災情報を確認しておきましょう。

突風に関する主な防災情報は、以下のとおりです。

【予告的な気象情報】
発達した低気圧などによって大雨等の災害が発生すると予想される場合に半日〜1日前に発表する防災情報で、突風は「竜巻などの突風に注意」と注意を呼びかける

【雷注意報】
落雷やひょう、豪雨、突風などの発生が予想される場合に数時間前に発表される防災情報であり、突風と明記される

【竜巻注意情報】
竜巻などの突風が発生する1時間前から直前までに発表される防災情報であり、雷注意情報を補足する情報として用いられている

【竜巻発生確度ナウキャスト】
竜巻などの激しい突風が発生すると考えられている地域を10km四方の領域ごとに示した防災情報のことであり、1時間以内の状況を10分ごとに更新している

今回は簡易的な説明となりましたが、さらに詳しく突風に関する防災情報をを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

リスク情報を早期把握できるFASTALERT

災害発生時は、意思決定に基づいた初動対応をすみやかに開始するために、被害状況などの情報収集を行わなければなりません。

しかし、災害発生時はリソースが限られた状況の中で情報を精査しなければならず、場合によっては対応しきれないおそれがあり、これによって的確な対応ができない可能性があります。

この状況を解決するために自治体や企業では、AI情報収集サービス「FASTALERT」が活用されています。

FASTALERTは、自然災害・事故・事件など自治体や企業におけるリスクが発生した場合にAIが正誤を分析した上でほぼリアルタイムでサービス利用者に提供する仕組みです。

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最後に

竜巻などの突風が発生した場合、最悪は建築物の倒壊や大規模な停電、自動車・列車の横転など深刻な被害を受けてしまうおそれがあるため、平時のうちに可能な限りの対策をしておかなければなりません。

この記事を参考に突風への理解をより深めて、事前に最善の対策を導入しておきましょう。

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