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土砂災害警戒区域の危険性と災害発生時に備えて行うべき対策


目次[非表示]

  1. 1.土砂災害警戒区域とは
    1. 1.1.土砂災害危険箇所や土砂災害特別警戒区域との違い
  2. 2.土砂災害警戒区域で発生するおそれのある主なリスク
    1. 2.1.がけ崩れ
    2. 2.2.地すべり
    3. 2.3.土石流
  3. 3.土砂災害警戒区域における主な防災対応
    1. 3.1.土砂災害ハザードマップでリスクを把握する
    2. 3.2.防災情報を迅速に確認する
    3. 3.3.安全のためにすぐに避難する
  4. 4.リスク情報を早期把握できるFASTALERT
  5. 5.最後に
  6. 6.関連お役立ち資料集


土砂災害の発生によって深刻な被害を受けるおそれがある土砂災害警戒区域ですが、安全確保のためにどのような対応を行えば良いのか分からず困っている方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では土砂災害警戒区域の概要や発生する主なリスク、万が一の事態に備えて行うべき対応などを説明していきます。

この記事を読むことで土砂災害警戒区域における実施するべき対応の理解が深まるので、ぜひ参考にしてください。

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土砂災害警戒区域とは

土砂災害警戒区域とは、土砂災害が発生した場合に住民に生命もしくは身体に危害が及ぶおそれがあるエリアのことです。

土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律(通称:土砂災害防止法)によって指定されており、以下の対応が土砂災害警戒区域では義務付けられています。

  • 区市町村長は、警戒避難に必要な情報をハザードマップなどに印刷し、住民に配布しなければならない
  • 宅地建物取引業者は土砂災害警戒区域であることを記載した重要事項説明書を交付して、説明しなければならない

また、地表の変化などによって土砂災害警戒区域や後述する土砂災害特別警戒区域は、新たに指定・解除される場合もあります。

土砂災害危険箇所や土砂災害特別警戒区域との違い

中には土砂災害危険箇所や土砂災害特別警戒区域との違いが分からない方もいるでしょう。

土砂災害危険箇所と土砂災害特別警戒区域の意味は、それぞれ以下のとおりです。

【土砂災害危険箇所】
土砂災害が発生するおそれがあるエリアのこと

【土砂災害特別警戒区域】
土砂災害が発生した場合に建築物が損壊し、住民の生命もしくは身体に危害が及ぶおそれがあるエリアのこと

土砂災害危険箇所、土砂災害警戒区域、土砂災害特別区域の順に土砂災害が発生した場合の危険性が増していき、土砂災害特別警戒区域は建築物が倒壊するおそれがあることからより最も危険なエリアだと言えます。

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土砂災害警戒区域で発生するおそれのある主なリスク

土砂災害警戒区域では、どのような土砂災害が発生するおそれがあるのでしょうか。

この章では主な土砂災害の種類と特徴を説明していくので、ぜひ参考にしてください。

がけ崩れ

がけ崩れとは、豪雨や地震などによって地盤が緩み、斜面が崩れ落ちることであり、突発的に発生する、斜面が崩れるスピードが早いことが特徴です。

以下の前兆現象が見られた場合は、がけ崩れが発生するおそれがあるので、安全のために直ちに避難する必要があります。

  • 湧き出ていた水が急に濁る
  • 斜面から水が急に湧き出る
  • 斜面に割れ目ができる
  • 斜面から小石が落ちてくる など

地すべり

地すべりとは、地下水位の上昇などによって斜面の一部または全てが斜面下方へ移動していく現象のことです。

一度に広範囲にわたって動くため、建築物などに甚大な被害を及ぼすのが特徴であり、以下の前兆現象を確認した場合はすみやかに避難しましょう。

  • 斜面から水が急に湧き出る
  • 沢や井戸の水が濁り始める
  • 建築物に亀裂が入ったり、樹木や電柱などが傾いたりする など
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土石流

土石流とは、豪雨などによって山腹や土砂などが一気に下流に押し流される現象のことでであり、時速約20〜40kmの速度で進んでいくため、周囲に甚大な被害を及ぼします。

以下の前兆が確認された場合は、迅速に避難を開始する必要があります。

  • 山鳴りや石がぶつかる音が聞こえる
  • 土や木が腐ったような臭いがする
  • 雨が降り続けているのに急に川の水位が下がる など

土砂災害警戒区域における主な防災対応

土砂災害警戒区域では、発生するリスクのある土砂災害に備えて平時から十分に注意する必要があります。

この章では、土砂災害警戒区域における主な防災対応を説明していくので、ぜひ参考にしてください。

土砂災害ハザードマップでリスクを把握する

まずは土砂災害ハザードマップでどのような土砂災害リスクが発生するのかを把握しておきましょう。

土砂災害ハザードマップとは過去に発生した災害履歴に基づいて発生する土砂災害の種類や安全な避難場所、危険な区域などを記載した地図のことです。

自治体や国土交通省のHPなどで見ることができますが、企業の場合は事業所や取引先だけでなく、安全のために社員の居住地が土砂災害警戒区域に位置していないかどうかも十分に確認しておく必要があります。

もし社員の居住地が土砂災害警戒区域に含まれていた場合は、大雨などの発生時は防災情報をすみやかに確認し、安全を確保するために社員に指示を出さなければなりません。

詳しくハザードマップを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

ハザードマップがリスクの特定で重要な理由とその基礎知識

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防災情報を迅速に確認する

前述した土砂災害は大雨などに伴って突発的に発生する傾向があるため、豪雨が発生した場合は、大雨情報を確認すると共に以下の防災情報に常に注意するようにし、避難の準備を始めます。

  • 土砂災害警戒情報
  • 土砂災害警戒判定メッシュ情報

土砂災害警戒情報とは、大雨によって土砂災害が発生するおそれがある場合に発表される防災情報であり、発表された場合は迅速に土砂災害警戒区域外の安全な場所へ避難する必要があります。

土砂災害警戒判定メッシュ情報とは、雨や土壌雨量指数の状況または予測に基づいて5km四方のメッシュ毎に土砂災害の危険度を5段階に分類した情報のことであり、エリア毎に2時間以内の状況が詳しく分かるため、防災対応を開始する上で役立ちます。

安全のためにすぐに避難する

土砂災害は突発的に発生し、甚大な被害を周囲にもたらしますが、被災するまでのスピードが速く、土砂災害の発生を目視で確認してから避難を始めても間に合いません。

場合によっては土砂災害警戒情報などの防災情報が発表されてからでは遅いケースもあるため、前述した土砂災害の前兆現象を確認した、雨が強くなってきて不安がある、といった場合は防災情報が発表されていなくても安全のために土砂災害警戒区域外の安全な場所へ避難することも大切です。

また特に土石流の場合は1度ではなく複数回にわたって発生するおそれがあるため、防災情報や避難指示が解除されるまでは決して戻らないようにしましょう。

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リスク情報を早期把握できるFASTALERT

災害発生時は、意思決定に基づいた初動対応をすみやかに開始するために、被害状況などの情報収集を行わなければなりません。

しかし、災害発生時はリソースが限られた状況の中で情報を精査しなければならず、場合によっては対応しきれないおそれがあり、これによって的確な対応ができない可能性があります。

この状況を解決するために自治体や企業では、AI情報収集サービス「FASTALERT」が活用されています。

FASTALERTは、自然災害・事故・事件など自治体や企業におけるリスクが発生した場合にAIが正誤を分析した上でほぼリアルタイムでサービス利用者に提供する仕組みです。

弊社ではFASTALERTの紹介資料やSNSで炎上が起きる理由など、企業や自治体の防災担当者が抱えるお悩みを解決するために防災に関する資料を幅広く用意しています。

詳しくご覧になりたい方は、「防災お役立ち資料」から資料をお気軽にダウンロードしてください。

最後に

土砂災害警戒区域は大雨などによって土砂災害が発生しやすいエリアであり、安全のためには平時から的確な防災対応を実施しておかなければなりません。

災害はいつどこで発生するのか分からず、特に土砂災害の場合は突発的に発生し、甚大な被害を与えるため、この記事を参考に有効な防災対応を実施しておきましょう。

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