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土砂災害リスクを知らせる主な防災情報と土砂災害の基礎知識

集中豪雨や地震などに伴って日本では毎年のように土砂災害が発生しており、身を守るためには土砂災害に関する防災情報などを十分に調べておかなければなりませんが、中にはどういった土砂災害の防災情報があるのか分からずに困っている方もいるでしょう。

そこで本記事では土砂災害の概要と土砂災害に関する主な防災情報などを説明していきます。

この記事を読むことで土砂災害の状況を知らせる防災情報を調べられるようになるので、ぜひ参考にしてください。

深刻な被害をもたらす土砂災害

土砂災害とは、地震や豪雨などに伴って山の斜面が崩れたり、土砂が流れ下ったりする自然災害のことで、主に以下の深刻な被害が発生してしまうおそれがあります。

  • 土砂災害によって一度に多くの人命が奪われる
  • 広範囲にわたって建物や畑などを損傷させる
  • 道路や線路が被害に遭うことで交通機関が麻痺してしまう
  • 土砂が河川を塞きとめることで氾濫を発生させる など

土石流やがけ崩れ、地すべりなど土砂災害の種類にもよりますが、土砂災害のスピードは早く広範囲にわたり、発生してから避難することは非常に困難であるため、土砂災害が発生する前兆を迅速に捉えて避難しなければなりません。

土砂災害は毎年のように全国各地で深刻な被害をもたらしており、国土交通省の「令和2年版国土交通白書 国土交通省20年目の挑戦~発足からこれまでを振り返り、今後、国土交通省が向き合うべき課題と方向性を展望~」によれば、1990年〜2009年までの年間発生件数約1,000件でしたが、2010年以降は年間発生件数が約1,500件を記録と増加傾向にあります。

この状況を受けて、自治体は砂防施設の整備など被害を最小限に抑えるための様々な対策に力を入れていますが、十分に安全を確保するためには行政に任せきりにするのではなく、一人ひとりが防災情報で状況を把握するなどの対応に努めなければなりません。

企業における土砂災害対策を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

深刻な被害をもたらす土砂災害リスクと被害を軽減するために実施するべき企業の土砂災害対策6選

土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域

土砂災害が発生するリスクがある地域は、住民の安全を守るために土砂災害防止法に基づき、あらかじめ土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域のいずれかに指定されています。

【土砂災害警戒区域(通称:イエローゾーン)】
土砂災害発生によって住民が生命・身体に危害を受けるおそれがある地域のこと

【土砂災害特別警戒区域(通称:レッドゾーン)】
土砂災害発生によって建築物が損傷し、住民が生命・身体に著しい危害を受けるおそれがある地域のこと

土砂災害警戒区域よりも土砂災害特別区域の方が土砂災害による危険性が高いですが、これらの警戒区域は地形の変化などによって解除・新たに指定されることがあるため、最新の警戒区域を常に把握しておくようにしておきましょう。

詳しく土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

土砂災害警戒区域の危険性と災害発生時に備えて行うべき対策

土砂災害のリスクが分かる主な防災情報

土砂災害に備えるためには、土砂災害の状況を気象庁などが発表する防災情報を十分に把握しておくことが大切です。

この章では土砂災害の状況を知らせる主な防災情報を説明していくので、ぜひ参考にしてください。

土砂災害警戒情報

土砂災害警戒情報とは、大雨警報が発表されている最中に土砂災害が発生する危険性が高まった場合に気象庁と都道府県が共同で発表する情報のことです。

土砂災害警戒情報は、過去に発生した土砂災害の傾向を調査した上で基準を設定し、2時間以内にその基準に達すると考えられる場合に発表されるため、土砂災害警戒情報が発表された際はすみやかに安全な場所へ避難しなければなりません。

大雨警報(土砂災害)の危険度分布

土砂災害の危険度分布とは、大雨による土砂災害の危険性を地図で1km四方のメッシュごとに5段階で色分けした情報のことで、どこで土砂災害発生のおそれがあるのかを把握することができます。

分類された5段階の色は、以下のとおりです。

【今後の情報等に留意(無色)】
今後の情報や状況などに留意する

【注意(黄色)】
避難行動を確認した上で、今後の情報や状況などに留意する

【警戒(赤色)】
土砂災害警戒区域から出るなど少しでも安全な場所へ避難する必要がある。高齢者はすみやかに避難する

【非常に危険(薄紫色)】
土砂災害警戒区域などから直ちに安全な場所へ避難する

【極めて危険(濃紫色)】
生命を脅かす土砂災害がすでに発生している状態で、この段階に到達する前に避難しておかなければならない

2時間先までの意味

前述した土砂災害に関する防災情報では、「2時間先まで」という表現が使われていますが、これは決して2時間後に土砂災害が発生する意味ではありません。

「2時間先まで」は、今から2時間以内に土砂災害が発生する可能性が高いという意味であり、発生する正確な時間は分からないため、2時間後を待たずに迅速に安全な場所へ避難する必要があります。

前兆を察知して直ちに避難することが重要

前述したように土砂災害はスピードが早く広範囲にわたって深刻な被害をもたらすため、土砂災害が発生してから安全な場所へ避難することは非常に困難であり、防災情報に留意しつつ、土砂災害の前兆を捉えてすみやかに避難しなければなりません。

土砂災害の種類によって前兆現象は異なっており、特に豪雨や地震など土砂災害を招く事象が発生した場合は、以下の土砂災害の前兆現象を見逃さないようにすることが大切です。

【土石流の主な前兆現象】
・突然、地鳴りや山鳴りが聞こえる
・泥や焦げた臭いなど異様な臭いがする
・雨が降り続いているのに河川の水位が下がる
・河川が濁ったり、流木が流れたりする

【がけ崩れの主な前兆現象】
・山の斜面に亀裂が入る
・山の斜面から小石が落ちてくる
・斜面の湧き水が濁り始める
・湧き水が増加または減少する

【地すべりの主な前兆現象】
・樹木や電柱などが傾き始める
・山腹や地面にヒビ割れが発生する
・山腹や地面に段差ができる
・家鳴りや地鳴りがする

リスク情報を早期把握できるFASTALERT

災害発生時は、意思決定に基づいた初動対応をすみやかに開始するために、被害状況などの情報収集を行わなければなりません。

しかし、災害発生時はリソースが限られた状況の中で情報を精査しなければならず、場合によっては対応しきれないおそれがあり、これによって的確な対応ができない可能性があります。

この状況を解決するために自治体や企業では、AI情報収集サービス「FASTALERT」が活用されています。

FASTALERTは、自然災害・事故・事件など自治体や企業におけるリスクが発生した場合にAIが正誤を分析した上でほぼリアルタイムでサービス利用者に提供する仕組みです。

弊社ではFASTALERTの紹介資料やSNSで炎上が起きる理由など、企業や自治体の防災担当者が抱えるお悩みを解決するために防災に関する資料を幅広く用意しています。

詳しくご覧になりたい方は、「防災お役立ち資料」から資料をお気軽にダウンロードしてください。

最後に

土砂災害が発生する正確な時間を予測することは現時点では難しく、発生してからでは避難することが非常に困難なので、安全を確保するためには防災情報を十分に調べた上で土砂災害の前兆現象に細心の注意を払わなければなりません。

この記事を参考にして、土砂災害の危険性が高まっている場合は、すみやかに防災情報で状況を正確に把握するようにしましょう。

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