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あらかじめ発生を把握する地震予知の現状と実現が難しい理由

地震計

地震の発生をあらかじめ把握する地震予知を実現できれば被害を最小限に抑えられるため、研究が進められている状況ですが、中には地震予知をあまり知らない方もいるでしょう。

そこで本記事では地震予知の概要と現時点では実現が困難とされる理由、企業における主な地震対策などを説明していきます。

この記事を読むことで地震予知の現状を把握できるので、ぜひ最後まで読み進めてください。

地震の発生を事前に把握する地震予知とは

人命救助

地震予知とは、地震の発生をあらかじめ正確に特定することであり、気象庁が発表する「地震予知について」で説明されているように地震予知は以下の3つの要素によって成り立つと考えられています。

  • 地震が発生する日時
  • 地震の被害を受ける地域
  • 地震の大きさ

上記3つの要素は、全てが正確である必要があり、地震の大きさや被害を受ける地域が分からないなど、いずれかが不明瞭であれば情報としての信頼性が欠けるため、地震予知は成り立たないのです。

また緊急地震速報などは、地震発生を検知して地震の大きさや被害を受ける地域を伝える仕組みなので、事前に発生を把握する地震予知には含まれていません。

地震予知が現時点では実現が難しい理由

家屋の倒壊

地震予知を実現できれば事前に被害を最小限に抑えられるため、GPSによる観測や前兆現象の分析など世界的に多くの研究が行われてきました。

しかし、これまで地震予知の成功が認められたことはなく、以下の理由によって現時点では科学的に地震予知の実現は難しいとされているのです。

  • 地震は数十年から数千年の周期で発生するため、「○○年以内に発生する可能性がある」など大まかな内容に留まり、正確な日時を特定することが難しい
  • 地震雲や電磁気異常など前兆現象は多岐にわたるが、必ずしも前兆現象が発生するとは限らず、その規則性も現時点では見いだせていない

科学技術の進歩があった場合でも将来的に地震予知を実現できるかどうかは専門家の間で意見が分かれている状況であるため、現時点では地震に備えて可能な限り対策を導入しておくことが大切です。

企業における主な地震対策

BCP

前述したように現時点では地震予知の実現は難しいので、いつどこで起こるのか分からない地震に備えて、普段から地震対策に注力しておくことが重要ですが、どのような地震対策を導入すれば良いのでしょうか。

この章では企業における主な地震対策を説明していくので、企業の担当者はぜひ参考にしてください。

BCPや防災マニュアルを策定しておく

地震発生時に的確な防災行動を進められるように、あらかじめBCPや防災マニュアルを策定しておきましょう。

BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)とは、災害や事故など企業におけるリスクが発生した際にその被害を最小限にとどめて、事業の継続または早期復旧を図るための計画のことです。

BCPと防災マニュアルには、リスク発生時の対応をあらかじめ定めておきますが、もし未策定の状態で被害に巻き込まれた場合は混乱によって的確に対応できないことで被害が拡大してしまうおそれがあります。

詳しくBCPを知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

企業におけるBCP(事業継続計画)の概要と導入する必要性

防災訓練を定期的に行う

BCPや防災マニュアルで定めた対応を社員に浸透させるために、定期的に全社で防災訓練を開催しましょう。

防災訓練には防災対応を社員に学ばせるだけでなく、BCPや防災マニュアルの対応が機能するかどうかを調べる効果検証の側面もありますが、同じ内容を繰り返す形骸化した防災訓練では想定外の事態が発生した場合に対応できないおそれがあるのです。

防災訓練は被害状況を想定したシナリオに基づいて行いますが、形骸化を防ぐために地震から火災に変えるなど、役割や状況は開催するたびに変更しましょう。

防災訓練シナリオを詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

防災訓練シナリオの基本と完成度の高いシナリオを作る方法

防災グッズを備蓄しておく

大規模な地震によって社員が避難生活を余儀なくされた場合に安全に過ごせるように、平時からある程度の防災グッズを備蓄しておきましょう。

被災した場合、一般的に電気・水道・ガスなどライフラインの復旧や人命救助までに3日程度かかると言われていますが、広範囲にわたる被害を受けると避難生活が長期化する場合があるため、3日分を必要最低限とし、余裕をもって1週間分以上の防災グッズを用意しておくことが望ましいです。

企業の場合は東京都帰宅困難者対策条例17号などによって、3日分の食料などの防災グッズの確保が求められているので、社員の安全を確保するためにも平時から備蓄しておきましょう。

詳しく用意するべき防災グッズの種類や量を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

万が一のために本当に必要な防災グッズの種類とリスト一覧

3日分の非常食などの防災グッズが企業に求められている理由

オフィスに安全対策を施す

地震発生時は、キャビネットなどが倒れることで負傷したり、避難経路を塞がれてしまったりするリスクがあるので、安全な空間を確保するために平時からオフィスに安全対策を取り入れましょう。

主なオフィスの安全対策は、以下のとおりです。

【オフィス家具を固定する】
オフィス家具の転倒や落下によって負傷するおそれがあるため、L字金具とボルトでオフィス家具を固定しておく

【避難経路を確保する】
迅速な避難を実現するために建築基準法施行令第119号に基づいて、廊下幅は片側に部屋がある場合は1.2m以上、両側に部屋がある場合は1.6m以上を確保し、避難経路付近には物を置かない

ここでは簡易的な説明となりましたが、詳しく防災対策におけるオフィスのレイアウトを知りたい方は以下の記事をご覧ください。

オフィスのレイアウトに防災対策を取り入れるための鉄則

リスク情報を早期把握できるFASTALERT

災害発生時は、意思決定に基づいた初動対応をすみやかに開始するために、被害状況などの情報収集を行わなければなりません。

しかし、災害発生時はリソースが限られた状況の中で情報を精査しなければならず、場合によっては対応しきれないおそれがあり、これによって的確な対応ができない可能性があります。

この状況を解決するために自治体や企業では、AI情報収集サービス「FASTALERT」が活用されています。

FASTALERTは、自然災害・事故・事件など自治体や企業におけるリスクが発生した場合にAIが正誤を分析した上でほぼリアルタイムでサービス利用者に提供する仕組みです。

弊社ではFASTALERTの紹介資料やSNSで炎上が起きる理由など、企業や自治体の防災担当者が抱えるお悩みを解決するために防災に関する資料を幅広く用意しています。

詳しくご覧になりたい方は、「防災お役立ち資料」から資料をお気軽にダウンロードしてください。

最後に

地震の日時・被害を受ける地域・地震の大きさを把握する地震予知が実現できれば、被害を最小限に減らせますが、現時点ではその実現が難しい状況であるため、地震対策を導入することが重要です。

この記事を参考にして、企業を守るために普段から可能な限り地震対策に注力しましょう。

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