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迅速な避難を実現するためには準備が欠かせない理由と企業における主な対応

十分に準備していない状況で地震や水害などの災害が発生した場合は、迅速な避難ができないおそれがあるため、安全な避難場所の確認など、いつでも避難できるように事前に準備しておくことが重要です。

しかし、これから防災対策に取り組もうとしている担当者の中には、どのように避難の準備をしておけば良いのか分からない方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では迅速な避難ができない理由や避難の目安となる警戒レベル、企業における主な避難の準備などを説明していきます。

この記事を読むことで迅速な避難を実現するためのポイントを把握できるので、ぜひ最後まで読み進めてください。

準備不足だけが原因ではない迅速な避難ができない理由

災害発生時に身の安全を確保するためには、可能な限り早く避難することが重要であり、あらかじめ避難の準備をしておかなければ、安全な場所への移動が間に合わなくなることで災害に巻き込まれてしまうおそれがあります。

また災害など想定外の事態に巻き込まれたことによるストレスを回避するために状況を過小評価してしまう心の防衛反応を正常性バイアスと言いますが、十分に避難の準備をしていても正常性バイアスが過度に働いた場合は、「まだ大丈夫」と状況を見誤って被害が拡大してしまう場合もあるのです。

例えば2018年の西日本豪雨では、豪雨の発生前から大雨特別警報が発表されていましたが、住民の大半が豪雨による水害リスクを深刻に捉えていなかったことで、逃げ遅れが発生し、甚大な被害が発生しました。

迅速かつ的確な避難を実現するためには、平時のうちに避難の準備を徹底し、正常性バイアスが過度に働かないように訓練しておくことが重要と言えます。

正常性バイアスをさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

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避難の目安となる警戒レベル

警戒レベルとは、災害発生時に市民が的確な防災行動を取れるように5段階にレベル分けされた防災情報のことであり、大雨・氾濫・洪水・高潮・土砂災害を対象に気象庁や市町村が発表します。

警戒レベルで定められている5段階のレベルは、以下のとおりであり、警戒レベル3から安全のために避難の準備を始める必要があります。

【警戒レベル1(気象庁が発表)】
防災情報を確認するなど災害に備える必要がある

【警戒レベル2(気象庁が発表)】
安全な避難場所・避難経路を確認しておく

【警戒レベル3(市町村が発表)】
高齢者や身体の不自由な方、その支援者は避難する。その他の方は避難の準備を始める

【警戒レベル4(市町村が発表)】
危険な場所から安全な場所へ避難する

【警戒レベル5(市町村が発表)】
すでに災害が発生している状況であり、命を守るために最善の行動をとる

この警戒レベルは、災害によって事態が急変した場合は、警戒レベル3から警戒レベル5など段階を踏まずに上がる場合があるので、安全のためには早め早めの行動を心がけることが大切です。

また警戒レベル4は危険な場所から全員避難と言われていますが、これは警戒レベル4が発表された地域の中で被災する可能性が高い場所にいる方がその場から避難する必要があるという意味であり、自宅など今いる場所が安全であることが防災情報などで分かっていれば、その場に留まっていても問題ありません。

今回は簡易的な説明となりましたが、より詳しく警戒レベルを知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。

状況に応じた選択が求められる水平避難と垂直避難

的確な避難を実現するためには、災害発生時の状況に応じて水平避難(立ち退き避難)と垂直避難(屋内安全確保)のいずれかを選ぶことが大切です。

水平避難とは、今いる危険な場所から可能な限り離れた別の安全な場所へ向かうことであり、被災するまでの時間や安全な避難場所へたどり着くまでの時間を考慮して、選びます。

垂直避難とは、今いる建物または近隣の建物の可能な限り高層階にある安全な場所へ移動することであり、被災するまでに猶予が残されていない場合や高層階であれば水害などから身を守れる場合に選びます。

すでに災害が発生している状況や夜間で見通しが悪い状態で水平避難を選んだり、浸水など被災してしまう高さの場所へ避難したりするなど、判断を誤ると被災してしまうリスクがあるため、状況を十分に把握しておくことが重要です。

企業における主な避難の準備

社員が災害に巻き込まれるなど被害が拡大してしまうおそれがあるので、状況をいち早く把握した上で迅速に避難しなければなりませんが、そのためにはあらかじめ避難の準備をしておくことが重要です。

この章では、企業における主な避難の準備を説明していくので、ぜひ読み進めてください。

BCP・防災マニュアルを策定しておく

災害発生時に社員が避難などの防災行動を迅速に開始できるように、あらかじめBCP・防災マニュアルを策定しておきましょう。

BCPとは、災害や事故などのリスク発生時にその悪影響を最小限に抑え、事業の継続または早期復旧を図るための計画のことであり、あらかじめ事業継続を目的としたリスク発生時の対応を定めておくのが特徴です。

もしBCPや防災マニュアルを定めていない状態でリスクが発生した場合は、混乱によって的確な判断ができないことで被害が拡大してしまうおそれがあるので、事業を守るためにも事前に策定しておきましょう。

詳しくBCPを知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

防災グッズを準備する

災害によって避難を余儀なくされた場合に備えて、社員の安全を守るためにあらかじめ防災グッズを備蓄しておきましょう。

一般的に電気・水道・ガスのライフラインや人命救助が落ち着くまでに3日程度かかると言われているものの、広範囲にわたって被災した場合は避難生活が長期化するおそれがあるため、1週間分以上の防災グッズを備蓄しておくことが望ましいです。

また、乱雑に防災グッズを保管しておくとすみやかに避難できないため、防災グッズをすぐに持ち出せるようにオフィスの各フロアに非常用袋に入れた防災グッズを備蓄しておきましょう。

企業が防災グッズを備蓄しておくべき法的な理由や防災グッズの種類を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

防災リテラシーを向上させる

前述した正常性バイアスが過度に働くことを防ぎつつ、迅速に避難するためには、平時のうちに社員の防災リテラシーを可能な限り高めておくことが重要です。

防災リテラシーとは、「防災に関する正しい知識を持ち、災害発生時に的確な対応を取るための力」のことであり、十分に訓練されていれば災害発生時でも冷静に対処することができます。

防災リテラシーを高めるためには定期的に行う防災訓練だけでなく、防災教育ツールを用いた学習やリスクマネジメントの実施などがあり、防災リテラシーの向上によって災害発生時の想定外をなるべく無くしていきましょう。

防災リテラシーを高める主な方法を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

ハザードマップを確認する

災害発生時に素早く安全な場所へ避難するためにも、あらかじめハザードマップを確認しておきましょう。

ハザードマップとは、過去に発生した災害履歴に基づいて災害発生時の状況や被災する範囲、安全な避難場所などを記載した地図のことであり、水害や地震など災害の種類別に国土交通省や自治体のHPで公開されています。

ただ、あくまでも記載されている内容はあくまでも災害履歴に基づく予見に過ぎず、状況によっては安全な避難場所も被災してしまうリスクがあるため、あくまでも1つの目安として参考にすると良いでしょう。

リスク情報を早期把握できるFASTALERT

災害発生時は、意思決定に基づいた初動対応をすみやかに開始するために、被害状況などの情報収集を行わなければなりません。

しかし、災害発生時はリソースが限られた状況の中で情報を精査しなければならず、場合によっては対応しきれないおそれがあり、これによって的確な対応ができない可能性があります。

この状況を解決するために自治体や企業では、AI情報収集サービス「FASTALERT」が活用されています。

FASTALERTは、自然災害・事故・事件など自治体や企業におけるリスクが発生した場合にAIが正誤を分析した上でほぼリアルタイムでサービス利用者に提供する仕組みです。

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最後に

災害はいつどこで発生するのか分からず、災害が発生してからでは避難が間に合わないおそれがあるため、いつでも安全な場所へ向かえるように、平時のうちに避難の準備を行っておくことが重要です。

この記事を参考に、社員を守るためにあらかじめ避難の準備を済ませ、災害に備えておきましょう。

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