catch-img

企業における防災訓練が最重要な理由と主な進行の流れ


目次[非表示]

  1. 1.災害発生時に備えるために重要な日頃の防災訓練
  2. 2.形骸化した防災訓練に潜む大きなリスク
  3. 3.防災行動の効果を高めるための防災訓練の流れ
    1. 3.1.BCP・防災マニュアルを策定する
    2. 3.2.リスク発生時の状況を想定したシナリオを準備する
    3. 3.3.参加者の役割を決めて進行する
    4. 3.4.防災行動に関する意見交換を行う
  4. 4.補助的に活用できる防災ゲーム
  5. 5.リスク情報を早期把握できるFASTALERT
  6. 6.最後に
  7. 7.関連お役立ち資料集

自然災害など企業におけるリスク発生時に的確な防災行動をスムーズに開始するためには、定期的に防災訓練をする必要があります。

しかし、効果的な防災訓練を行うためにどのように進めていけば良いのか困っている企業の防災担当者も中にはいるのではないでしょうか。

そこで本記事では防災訓練の概要と防災行動の効果を高めるための流れなどを説明していきます。

この記事を読むことで効果的に防災訓練を行うポイントが分かるので、ぜひ参考にしてください。

  昭和57年長崎大水害を振り返る | FASTALERT | AIリスク情報配信サービス | 「まさか住民が避難しないなんて!」「まさかこんなに雨が降るなんて!」全くの想定外が起こるのが昨今の災害の特徴です。しかし、過去の歴史を振り返ってみると、何度も「想定外」は起きています。例えば1時間降水量をみると、今から約38年前の1982年(昭和57年)7月23日に記録した長崎県長崎市長浦岳 (アメ… FASTALERT | AIリスク情報配信サービス


災害発生時に備えるために重要な日頃の防災訓練

自然災害などのリスク発生時に的確な防災行動をすみやかに行うためには、定期的な防災訓練の実施が欠かせません。

防災訓練には防災マニュアルや後述するBCPで定めた防災行動を社員に浸透させるという重要な役割があります。

自然災害などのリスクは、いつどこで発生するのか分かりません。

リスクに見舞われた場合は混乱によって社員が臨機応変に動くことはなかなか難しく、あらかじめ事前に把握していた対応しかできない傾向があるため、そんな想定外の事態を減らし、的確な対応を進めていくためには防災訓練を通して防災行動を浸透させることが重要です。

コロナ禍における防災訓練を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

コロナ禍における防災訓練と集団感染リスクを低減させる方法

形骸化した防災訓練に潜む大きなリスク

定期的に防災訓練を開催していたとしても、場合によっては防災訓練の実施自体が目的になっているケースも多々あります。

毎回のように同じ内容のみを繰り返す形骸化した防災訓練では想定外の事態が発生した場合に対応できず、被害が拡大してしまうリスクがあるのです。

また同じ防災訓練を繰り返しているだけでは、「もうその防災対応は十分、分かっているから」と多忙など何かと理由をつけて、徐々に参加者の人数も減ってしまうおそれがあります。

この状態では防災訓練を行うこと自体が無意味になってしまうため、火災から地震に変更する、参加者の役割を変えるなど、その都度に防災訓練の内容を変えるようにしましょう。

  3.11から10年。今考える「地震と被災とBCPと準備」 | FASTALERT | AIリスク情報配信サービス | FASTALERT | AIリスク情報配信サービス


防災行動の効果を高めるための防災訓練の流れ

では、的確な防災行動を行うためにはどういった流れで防災訓練を実施すれば良いのでしょうか。

この章では企業における防災行動を高めるための主な防災訓練の流れを説明していくので、ぜひ参考にしてください。

BCP・防災マニュアルを策定する

防災訓練を行うためには、まずBCP・防災マニュアルでリスク発生時に行う防災行動をあらかじめ明確に定めておきましょう。

BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)とは、自然災害や事故など企業におけるリスク発生時にその影響を最小限に抑えて、事業の継続もしくは早期復旧を図るための計画のことです。

もしBCP・防災マニュアルを策定していない状態でリスクに巻き込まれてしまった場合は、混乱によって的確な判断や防災行動ができずに被害が拡大してしまうおそれがあります。

詳しくBCPを知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

企業におけるBCP(事業継続計画)の概要と導入する必要性

  今こそ欧米から学べ 日本企業がBCPで失敗するワケ JX米重×慶應大学大林教授 特別対談 | FASTALERT | AIリスク情報配信サービス | FASTALERT | AIリスク情報配信サービス


リスク発生時の状況を想定したシナリオを準備する

BCP・防災マニュアルの策定が終わった、またはすでに策定している場合は、防災訓練を行うためにシナリオを用意しましょう。

防災訓練は、リスク発生時の状況を想定したシナリオに基づいて、BCP・防災マニュアルの防災行動を行うため、防災訓練を実施する前にシナリオを用意しておくことが大切です。

リアリティのあるシナリオを用意すれば、参加者はどのように行動すれば良いのか、何を学ぶ必要があるのかなどを伝えることができるため、参加者の防災意識向上にも繋がります。

詳しく防災訓練で必要なシナリオを知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

防災訓練シナリオの基本と完成度の高いシナリオを作る方法

  2021年 考えられるリスクを評価する | FASTALERT | AIリスク情報配信サービス | 新型コロナの影響で大きく変化した「リスク対策」の対象と要諦に関する考え方をご紹介します。ほんの2年前まで感染症・疫病は「起こる事態の低いリスク」の代表例でした。危機管理において、あらゆるリスクをフラットに評価すべきですが、人間のバイアスが邪魔をして「公平」に見れないものです。本資料では、「リスクに備… FASTALERT | AIリスク情報配信サービス


参加者の役割を決めて進行する

防災訓練を行う際は、災害対策本部での役割を各参加者に与えて、BCP・防災マニュアルで定めた防災行動を予行演習として進めていきます。

災害対策本部とは、自然災害などのリスク発生時もしくは発生するおそれがある場合に意思決定を行うために設立される組織のことです。

防災訓練でも災害対策本部の班に参加者を割り当てて、防災行動を進めていきますが、災害発生時は何が起こるのか分からず、場合によっては班のリーダーが被災してしまうおそれがあります。

そのため、もし欠員が出た場合に備えてメンバーの代行者も複数人、選んだ上で代行者にもその役割を浸透させていくと良いでしょう。

災害対策本部の班やその役割を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

災害対策本部で企業が的確な意思決定を行うためのポイント

  2021年こそ自然災害から会社を守る! | FASTALERT | AIリスク情報配信サービス | 2020年は新型コロナだけでなく令和2年豪雨など、過酷な自然災害が各地で発生しました。一方で、偶然にも2020年は台風の上陸が無い年でした。しかしこれは12年ぶりで、2021年は甚大な台風被害があるかもしれない、と考えて行動した方がリスク管理としては適切ではないでしょうか。そこで、JX通信社では、2… FASTALERT | AIリスク情報配信サービス


防災行動に関する意見交換を行う

防災訓練終了後は、参加者との意見交換をする場を設けて、BCP・防災マニュアルで定めた防災行動に関する意見を聞くようにしましょう。

というのもBCP・防災マニュアルで定めた防災行動は1度決めただけでは完成度の高い内容になるとは限らず、見直しを繰り返すことでより効果的な内容に近づけていく必要があるからです。

防災訓練で定めた防災行動を実際に予行演習で試すと「対応が複雑でスムーズにいかなかった」「もっと効果的な防災行動があるはず」など様々な意見が出る場合があるため、聞いた意見に基づいて、BCP・防災マニュアルの防災行動を見直して、次の防災訓練に活かすと良いでしょう。

補助的に活用できる防災ゲーム

社員の防災意識を高めるためには、全社で行う定期的な防災訓練のほかにも補助的に防災ゲームも活用すると良いでしょう。

防災ゲームとは、防災教育ツールの1種で気軽に楽しみながら防災を学ぶことができるため、自治体から家庭まで様々なシーンで利用されています。

防災ゲームでは、食糧をどのように配分するのか、どの避難ルートで移動するのが安全なのか、など常に参加者に選択が求められていくため、防災ゲームを通じて災害発生時に必要な判断力を養うことができます。

詳しく防災ゲームの種類などを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

防災教育で役立つ防災ゲームの基礎知識と適切な防災対策6選

リスク情報を早期把握できるFASTALERT

災害発生時は、意思決定に基づいた初動対応をすみやかに開始するために、被害状況などの情報収集を行わなければなりません。

しかし、災害発生時はリソースが限られた状況の中で情報を精査しなければならず、場合によっては対応しきれないおそれがあり、これによって的確な対応ができない可能性があります。

この状況を解決するために自治体や企業では、AI情報収集サービス「FASTALERT」が活用されています。

FASTALERTは、自然災害・事故・事件など自治体や企業におけるリスクが発生した場合にAIが正誤を分析した上でほぼリアルタイムでサービス利用者に提供する仕組みです

弊社ではFASTALERTの紹介資料やSNSで炎上が起きる理由など、企業や自治体の防災担当者が抱えるお悩みを解決するために防災に関する資料を幅広く用意しています。

詳しくご覧になりたい方は、「防災お役立ち資料」から資料をお気軽にダウンロードしてください。

最後に

自然災害や事故などのリスク発生時に的確な防災行動をとるためには、定期的に開催する防災訓練で定めた防災行動を社員に浸透させていくことが重要です。

しかし、防災訓練の開催自体が目的となって、同じ内容を繰り返しているだけでは想定外の事態が発生した際に対処できなくなる原因となってしまうため、この記事を参考に効果的な防災訓練を実施していきましょう。

関連お役立ち資料集

  昭和57年長崎大水害を振り返る | FASTALERT | AIリスク情報配信サービス | 「まさか住民が避難しないなんて!」「まさかこんなに雨が降るなんて!」全くの想定外が起こるのが昨今の災害の特徴です。しかし、過去の歴史を振り返ってみると、何度も「想定外」は起きています。例えば1時間降水量をみると、今から約38年前の1982年(昭和57年)7月23日に記録した長崎県長崎市長浦岳 (アメ… FASTALERT | AIリスク情報配信サービス
  3.11から10年。今考える「地震と被災とBCPと準備」 | FASTALERT | AIリスク情報配信サービス | FASTALERT | AIリスク情報配信サービス
  今こそ欧米から学べ 日本企業がBCPで失敗するワケ JX米重×慶應大学大林教授 特別対談 | FASTALERT | AIリスク情報配信サービス | FASTALERT | AIリスク情報配信サービス
  2021年 考えられるリスクを評価する | FASTALERT | AIリスク情報配信サービス | 新型コロナの影響で大きく変化した「リスク対策」の対象と要諦に関する考え方をご紹介します。ほんの2年前まで感染症・疫病は「起こる事態の低いリスク」の代表例でした。危機管理において、あらゆるリスクをフラットに評価すべきですが、人間のバイアスが邪魔をして「公平」に見れないものです。本資料では、「リスクに備… FASTALERT | AIリスク情報配信サービス
  2021年こそ自然災害から会社を守る! | FASTALERT | AIリスク情報配信サービス | 2020年は新型コロナだけでなく令和2年豪雨など、過酷な自然災害が各地で発生しました。一方で、偶然にも2020年は台風の上陸が無い年でした。しかしこれは12年ぶりで、2021年は甚大な台風被害があるかもしれない、と考えて行動した方がリスク管理としては適切ではないでしょうか。そこで、JX通信社では、2… FASTALERT | AIリスク情報配信サービス


AIでリスク情報をもっと速く、簡単に

AIで正確性・速報性・信頼性を最重視するFASTALERT(ファストアラート) について詳しく知りたい方はこちら