
揃えておきたい防災グッズの基本と必要な防災グッズ18選
目次[非表示]
- 1.覚えておきたい防災に防災グッズの基礎知識
- 1.1.防災グッズには3つの段階がある
- 1.2.環境や人数に合わせて防災グッズを揃える
- 2.【0次】揃えておくべき防災グッズとして必要なもの7選
- 2.1.飲料水
- 2.2.携帯食
- 2.3.スマートフォン・携帯電話
- 2.4.防災ラジオ
- 2.5.簡易トイレ
- 2.6.救急用品
- 2.7.ホイッスル・防犯ブザー
- 3.【1次】揃えておくべき防災グッズとして必要なもの7選
- 3.1.リュック
- 3.2.ヘルメット・軍手
- 3.3.懐中電灯
- 3.4.ライター
- 3.5.使い捨てカイロ・ブランケット
- 3.6.サランラップ
- 3.7.ウェットティッシュ・ボディシート・ドライシャンプー
- 4.【2次】揃えておくべき防災グッズとして必要なもの4選
- 4.1.備蓄水
- 4.2.備蓄食
- 4.3.カセットコンロ・ボンベ
- 4.4.現金や身分証明書
- 5.自然災害などリスク情報の収集やBCPで活躍するFASTALERT
- 6.最後に
- 7.関連お役立ち資料集
東日本大震災や熊本地震により、近年は多くの方が防災グッズに強い関心を寄せています。
しかし、いざ揃えようと思っても何から集めていけばいいのか分からないと悩んでいる方も多いはずです。
今回はそんな方のために防犯グッズにまつわる予備知識と用意したい防犯グッズの一例などを紹介していきます。この記事を読めば、万が一の被災でも慌てずに対処できるようになるでしょう。
覚えておきたい防災に防災グッズの基礎知識

まずはじめに防災グッズの基本を説明していきます。どれも大切な情報になるので、ぜひ読み進めてみてください。
防災グッズには3つの段階がある
阪神淡路大震災をきっかけに設立された「人と防災未来センター」では、防災グッズを以下のように0次、1次、2次という3つの段階に分類しています。
0次:常に携帯したい必要最低限の防災用品
1次:非常時の持ち出し品で被災後の1日を過ごすための防災用品
2次:ライフラインが途絶し、長期間しのぐための防災用品
防災グッズと一口に言っても何から用意すればいいのか分からないという方も少なからずいますが、まずは上記の段階を参考に必要最低限の防災グッズから揃えていきましょう。
もちろん避難セットを購入し、そこから必要に応じてその他の防災グッズを集めていくのも1つの手です。
ちなみにこの記事では段階別に分けた防災用品を後述しているので、困っている方は参考にしてください。
環境や人数に合わせて防災グッズを揃える
飲料水や食料など必要な防災グッズの量は人数により異なります。特に飲料水は1人あたり1日3ℓが必要だと一般的に言われているため、できうる限り多めに準備しておくと安心です。
また優先して用意する防災グッズは環境によって変わってきます。ご家庭や勤務先が都市部にあるのか田舎にあるのか、海沿いなのか山間なのかなどをよく考えた上で防災グッズを揃えておきましょう。
というのも場合によっては二次災害に備える必要があったり、支援物資の到着が遅れる可能性があったりするからです。
さらに揃えた飲料水や食料などをきちんと管理した上で賞味期限や保存状態を定期的にチェックしておくと良いでしょう。便利に使えるのは長期保存ができる備蓄水や備蓄食です。
【0次】揃えておくべき防災グッズとして必要なもの7選

ここからは「1-1.防災グッズには3つの段階がある」で説明した段階別に用意するべき防災グッズの一例を紹介していきます。
どのような防災グッズを揃えればいいのか分からない、と悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
飲料水
人間の活動に必要不可欠な飲料水。人間は数日間、水を飲まないだけで死を迎えてしまうと言われています。
前述しましたが、1日に必要な水は1人あたり3ℓです。携帯用としては500ml程度あれば十分でしょう。
今回は簡単な説明となりましたが、以下の記事ではより詳細に紹介しているので、ぜひご覧ください。
携帯食
チョコレートやキャンディー、クラッカーなど栄養補給ができるコンパクトな食品を持ち歩きましょう。
次の記事では非常食の基礎知識を紹介しているので、もっと知りたい方はぜひ参考にしてください。
スマートフォン・携帯電話
災害発生時では情報収集が何よりも大切ですし、ご家族や同僚との連絡手段にもなります。また、いざという時のためにモバイルバッテリーも欠かさずに持ち歩きましょう。
スマートフォンのバッテリー容量は一般的に3,000mAh前後なので、モバイルバッテリーは複数回の充電ができる10,000〜20,000mAh程度の容量を持つタイプがおすすめです。
防災ラジオ
被災後はテレビやインターネットが繋がらず情報収集ができないことも十分に考えられますし、スマートフォンの充電の消耗を考えて防災ラジオを別途、情報収集ツールとして用意しておいた方が良いでしょう。
防災ラジオには電池タイプと手回し充電タイプ、ソーラー充電タイプの3種類がありますが、どのような状況下でも使える手回し充電タイプを選ぶのがベストです。
こちらでは簡易的な紹介となりましたが、以下の記事ではより詳しく防災ラジオを解説しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。
簡易トイレ
被災中は断水などによりトイレが使用できなくなることも予想されます。そんな場合に備えて簡易トイレ・携帯トイレを準備しておきましょう。
より詳しく簡易トイレを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
救急用品
被災時・避難時に負傷することも十分に考えられるため、包帯やガーゼ、絆創膏なども用意しておきましょう。
避難セットに含まれている場合もありますが、足りないことが多いので別途揃えておくことが望ましいです。
ホイッスル・防犯ブザー
災害や事故で建物などに閉じ込められてしまうことも想定できるでしょう。瓦礫等の下敷きになっており声が出せない場合、救急隊などに自身の存在を気づいてもらうのに役立ちます。
【1次】揃えておくべき防災グッズとして必要なもの7選

ここでは1次の防災グッズを説明していきます。どれも災害・事故の際に頼りになるものばかりなので、ぜひじっくり読んでみてください。
リュック
防災グッズなどを運ぶためにリュックを用意しておきましょう。被災後は瓦礫の中を歩く場合もありますし、停電などで暗闇の中を懐中電灯を照らして進んでいくことも考えられます。
そのため、防災グッズなどを持ち運びしやすく手元を塞がないリュックが最適です。
災害時を考慮して防炎・防水素材で作られたリュックもあるので、防災グッズの量にあわせて準備しておきましょう。
ヘルメット・軍手
建物の倒壊や余震で頭上に物が落ちてくることも予想され、打ち所が悪いと最悪の場合は命を落とすことになってしまいます。
そのため、急所である頭を保護するためにヘルメット・防災頭巾を用意しておきましょう。火災も想定して熱に強いFRP素材で作られたヘルメットがおすすめです。
避難時に瓦礫やガラスの破片などの障害物をどかして進む場合を考慮して軍手や革手袋も揃えておきましょう。耐熱・防刃に優れた製品であれば、より安全です。
以下の記事ではより詳しくヘルメットを解説しているので、もっと知りたい方はぜひ参考にしてください。
懐中電灯
夜に被災した際に役立ちます。停電で何も見えないままに手探りの状態で動くと落下した瓦礫やガラスの破片で余計な怪我を負ってしまう可能性が高いでしょう。
そのため安全のためにも懐中電灯は必須だと言えます。
懐中電灯は電池がなくても使える手回し充電式や手元を塞がないヘッドライトを準備するのが良いでしょう。
次の記事では、防災に必要なライトの基礎知識を紹介しているので、これから準備しようとしている方はぜひ参考にしてください。
ライター
暖房器具の点火や調理する際に使います。被災時にはガスが止まってしまう場合も多々あるため、必ず用意してください。
ライターは長期保存しても燃料が減らない、湿気に強いという利点を持つガスライターや燃料のいらないマッチが良いでしょう。
ただし被災直後はガス漏れなどにより火災の原因となる可能性もあるため、使用する状況には十分、注意してください。
使い捨てカイロ・ブランケット
季節によっては冷え込むことありますし、寒さにより予想以上に体力が消耗してしまうでしょう。
また避難場所によっては火気厳禁のために焚き火で暖をとることもできません。その際に防寒対策がしっかりできていないと命取りになってしまいます。
そんな場合を想定して使い捨てカイロやブランケットなど防寒グッズを準備してください。
サランラップ
被災中は水が貴重となるため基本的に洗い物ができません。その際に食器にサランラップを巻いておけば洗い物が出ずに済みます。
また傷の止血や感染症予防で包帯を切らしている場合に応急処置としても使えます。
ウェットティッシュ・ボディシート・ドライシャンプー
被災中は断水により水が使えないことも想定できるでしょう。そんな場合にウェットティッシュやボディシート、ドライシャンプーがあれば水がなくても身体を清潔に保てます。
【2次】揃えておくべき防災グッズとして必要なもの4選

最後に2次の防災グッズを解説していきます。ぜひ参考にしてください。
備蓄水
市販されているペットボトルの水は保存期間が半年〜2年ですが、殺菌処理などを施された備蓄水であれば5〜15年ほど保管することができます。
また途中で飲料水が尽きてしまう場合も十分に考えられるので、給水場所から水を運ぶためのウォーターバッグを用意おきましょう。
ウォーターバッグは蛇腹式でコンパクトに折り畳めるタイプがかさばりません。
備蓄食
被災直後は食料が手に入らなくなる可能性があるため、保存期間の長い備蓄食を確保しておきましょう。
災害時の食料としてカップ麺やレトルトカレーなどを用意している方もいますが、被災中は断水などによりお湯が使えないことも珍しくありません。
そのため火を通さずに食べられる缶詰などがおすすめです。
カセットコンロ・ボンベ
被災中はガスの供給が止まることもありますし、ご家庭がオール電化だった場合は停電時に調理できません。
また用意している食料が万が一カップ麺などであった場合はお湯がないと食べられないため、しっかりと揃えておきましょう。
現金や身分証明書
被災後はクレジットカードやキャッシュカードが使えないことも予想されます。そのため数日、過ごせる程度の現金を用意しておきましょう。
また東日本大震災などでは通帳や印鑑を紛失していても現金を引き出せる特別措置を金融機関がとった事例がありました。
その際に必要になる身分証明書や銀行口座番号のコピーを揃えておくとより安心です。
自然災害などリスク情報の収集やBCPで活躍するFASTALERT
災害発生時は、意思決定に基づいた初動対応をすみやかに開始するために、被害状況などの情報収集を行わなければなりません。
しかし、災害発生時はリソースが限られた状況の中で情報を精査しなければならず、場合によっては対応しきれないおそれがあり、これによって的確な対応ができない可能性があります。
この状況を解決するために自治体や企業では、AI情報収集サービス「FASTALERT」が活用されています。
FASTALERTは、自然災害・事故・事件など自治体や企業におけるリスクが発生した場合にAIが正誤を分析した上でほぼリアルタイムでサービス利用者に提供する仕組みです。
弊社ではFASTALERTの紹介資料やSNSで炎上が起きる理由など、企業や自治体の防災担当者が抱えるお悩みを解決するために防災に関する資料を幅広く用意しています。
詳しくご覧になりたい方は、「防災お役立ち資料」から資料をお気軽にダウンロードしてください。
最後に
今回は防災グッズの基本と防災グッズとして必要なもの18選を解説しました。本記事で重要なポイントは以下の2点です。
- 防災グッズは3つの段階で分けられている
- 環境に合わせて必要な防災グッズを揃える
今回の記事を参考にして、万が一の際に備えましょう。