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避難所がダンボールベッドを導入を進める理由と現状の課題点

東京2020オリンピックの選手村で政府によって用意されたダンボールベッドは、その有用性から自治体や避難所でも快適な避難生活を提供するために導入が進められています。

しかし、ダンボールベッドがどういった物なのか分からない方も少なからずいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、ダンボールベッドの基礎知識やメリット・デメリット、現状の課題などを説明していきます。

この記事を読むことでダンボールベッドの理解が深まるので、ぜひ参考にしてください。

避難所などにダンボールベッドが用意される理由

ダンボールベッドとは、文字通りダンボールで作られた簡易ベッドのことであり、災害に備えて避難所での導入が行われています。

従来の日本の避難所では床に直接、毛布を敷いた状態での雑魚寝が余儀なくされていましたが、世界では1940年のロンドン空襲で地下鉄に避難していた多くの市民が雑魚寝などが原因でエコノミークラス症候群によって亡くなってしまったことが問題視され、災害発生時は簡易ベッドを用意することが一般的になっています。

エコノミークラス症候群とは、長時間同じ姿勢でいるなどが原因で血栓ができることで呼吸困難や胸痛、失神など発症する病気のことで、最悪は亡くなるおそれがあるのです。

雑魚寝や不特定多数が使うことで汚れたトイレなどの劣悪な環境で避難生活を送っている場合は、エコノミークラス症候群やストレスなどによって災害が原因で間接的に亡くなる災害関連死に繋がる危険性があるため、日本でも避難所の環境が整えられています。

日本の場合、低コストでありながら大量生産が可能でリサイクルできる点が注目され、ダンボールベッドが避難所などに簡易ベッドとして供給されており、避難所での快適で安全な避難生活の提供を実現するべく環境整備が進められています。

詳しくエコノミークラス症候群や災害関連死を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

避難中におけるエコノミークラス症候群の恐怖と予防方法4選

災害関連死の覚えておきたい基礎知識と発生を防ぐ4つの対策

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ダンボールベッドのメリットとデメリット

前述したように避難所などで導入が進んでいるダンボールベッドですが、どういった効果があるのでしょうか。

ダンボールベッドのメリットとデメリットは、それぞれ以下のとおりです。

【ダンボールベッドのメリット】
・パイプ製など他の簡易ベッドと比較して、コストが安い
・工具を使わずに、素手のみで組み立てられる
・処分が容易でリサイクルできる
・ダンボールに空気の層ができるため、暖かい
・床との距離を十分に保てるため、身体の冷えやホコリの吸い込みを防げる
・足腰の負担を減らせるため、エコノミークラス症候群の予防に役立つ
・ダンボールベッドの中に物を収納できる

【ダンボールベッドのデメリット】
・耐荷重150〜200kgほどの十分な強度があるものの、長期間での使用には向いていない
・湿気が高い場所では、劣化が早まるほか、強度が下がるおそれがある

また、新型コロナウイルスの飛沫は、埃と混じった重力で床に残留する場合があるため、ダンボールベッドなどの簡易ベッドで床との距離を離すことは有効とされており、避難所では新型コロナウイルス対策の一環としても考えられています。

今回はダンボールベッドの概要を説明しましたが、ダンボールベッドの使用感などを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

予想以上に大変だった段ボールベッド体験レポート

サプライチェーンなどに課題が残るダンボールベッド

自治体や避難所などでの導入が進められているダンボールベッドですが、日本経済新聞の「避難所で段ボールベッド、感染防止にも 設置遅れ課題」や西日本新聞の「段ボールベッド、避難住民すぐ使えず 提供協定あっても課題多く」で説明されているようにサプライチェーンや搬入、ダンボールベッドの設置に多くの課題を抱えているのが現状です。

ダンボールベッドを製造する工場自体が被災してしまうと場合によっては操業停止で避難所へ提供できない事態に陥るおそれがありますし、避難所においては被災後にダンボールベッドの提供を依頼しても製造・運送・設置という手順を踏むため、利用開始までに時間がかかる場合があります。

こうした状況を回避するために、あらかじめダンボールベッドを備蓄する自治体も出てきていますが、事前にダンボールベッドの確保をしている自治体はまだ多いとは言えないのが現状です。

リスク情報を早期把握できるFASTALERT

災害発生時は、意思決定に基づいた初動対応をすみやかに開始するために、被害状況などの情報収集を行わなければなりません。

しかし、災害発生時はリソースが限られた状況の中で情報を精査しなければならず、場合によっては対応しきれないおそれがあり、これによって的確な対応ができない可能性があります。

この状況を解決するために自治体や企業では、AI情報収集サービス「FASTALERT」が活用されています。

FASTALERTは、自然災害・事故・事件など自治体や企業におけるリスクが発生した場合にAIが正誤を分析した上でほぼリアルタイムでサービス利用者に提供する仕組みです。

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最後に

ダンボールベッドは簡易ベッドとしての有用性が認められて、快適で安全な避難生活の提供を実現するべく、様々な自治体や避難所での導入が進んでいますが、現時点ではサプライチェーンなどに課題を抱えているのが現状です。

この記事を参考に、いつ発生するのか分からない災害に備えて、平時から可能な限りの防災対策をしておきましょう。

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