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新型コロナウイルスワクチンの基本と候補となる治療薬の現状

最終更新日:2020年5月8日

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って発表が期待されているワクチン。しかし新型コロナウイルスに関する現状がよく分からず困っている方もいるでしょう。

この記事ではそんな方のために新型コロナウイルスに対するワクチンの基礎知識と候補になっている主な治療薬を説明していきます。

この記事を読むことで新型コロナウイルスに対するワクチンの動向を把握する上でのヒントになるので、ぜひ参考にしてください。

※本記事公開時点(2020年5月8日更新)の情報を説明していきます。今後の動向や研究結果によって内容が変わるおそれがあるので、ご注意ください。

現時点では新型コロナウイルスのワクチンは正式に発表されていない

ワクチン

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大を防ぐため、現在さまざまな国で新型コロナウイルスに対するワクチンの臨床試験などが行われていますが、現時点では正式に発表されていません。

ワクチンの臨床試験は段階的に進められていき、米国研究製薬工業会が発表する「ワクチン接種の基本概念」によれば、人間を対象とするワクチンの臨床試験では以下3つの段階があります。

【第1相臨床試験】
ワクチンの安全性を確かめることを目的として少人数の被験者で確認します。

【第2相臨床試験】
効き目はどの程度なのか、どのような副作用があるのか、具体的な使い方などを被験者で確認します。

【第3相臨床試験】
問題はないのか被験者で最終的な確認をします。
臨床試験の段階は日本においても同様とされており、安全に懸念点があれば次の段階に進むことはできません。

またナショナルジオグラフィックが発表する「新型コロナ、ワクチンはいつできるのか?」によれば、過去に発生したコロナウイルスであるSARSとMERSの有効なワクチンが現在も開発されていないため、今回の新型コロナウイルスに対するワクチンの開発も難航しているとされています。

※ワクチンは発表されていませんが、後述するレムデシビルが新型コロナウイルス治療薬として承認されています。

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新型コロナウイルスに対するBCGワクチンの効果は現時点では不明

BCGワクチン

BCGワクチン(通称はんこ注射)を接種していた国では統計的に新型コロナウイルスの感染者数・死亡者数が低い傾向にあるため、BCGワクチンが新型コロナウイルスの予防効果があると考えられるという仮説が世界的に広まっています。

オーストラリアやオランダなどの国では実際にBCGワクチンの臨床試験が始まっており、新型コロナウイルス予防として接種を希望する方も増えています。

しかし日本ワクチン学会が発表する「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するBCG ワクチンの効果に関する見解【2020.4.3 Ver.2】」で語られているとおり、BCGワクチンの新型コロナウイルスに対する予防効果は現時点では科学的に立証されていません。

また同記事によれば、BCGワクチンの本来の目的は乳幼児の結核予防であり、BCGワクチンの安定供給に影響を与える事態は避けなければならないとしています。

治療薬候補として臨床研究が進む主な2種類の薬と承認済みの治療薬

ワクチン

次に現時点で新型コロナウイルスの治療薬候補として臨床試験が行われている主な2種類の薬と承認された治療薬を説明していきます。どれも重要な内容になるので、ぜひ参考にしてください。

※いずれも新型コロナウイルスの治療薬として開発された薬ではありませんが、現時点では新型コロナウイルスの治療薬としての効果が期待できると考えられています。
後述するレムデシビルは、2020年5月7日時点で国内初の新型コロナウイルス治療薬として承認されました。

レムデシビル

レムデシビルとは、アメリカの大手製薬会社ギリアド・サイエンシズによってエボラ出血熱の治療を目的に開発された薬です。

アメリカや中国などで新型コロナウイルスに対する臨床試験が行われており、アメリカの医学雑誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンが発表する「Compassionate Use of Remdesivir for Patients with Severe Covid-19」によれば、臨床試験を行ったところ、新型コロナウイルスで重症になった患者53人のうち36人(68%)に症状の改善があったとされ、現時点では結論を出せないが、有効だという可能性があるとしています。

日本経済新聞の「レムデシビルを承認 国内初の新型コロナ治療薬 」で語られているとおり、現在はレムデシビルが臨床試験結果に基づいて国内初の新型コロナウイルスの治療薬として承認されています。

アビガン(ファビピラビル)

アビガンとは、富士フイルム富山化学が開発した抗インフルエンザ薬のことです。

ウイルスの細胞内での複製を阻害するというメカニズムを持ち、新型コロナウイルスはインフルエンザと同じRNAウイルスに分類されるため、現時点では効果が期待できると考えられています。

一般社団法人日本感染症学会が発表する「新型コロナウイルス感染症」によれば、治験でアビガンによる新型コロナウイルスの改善事例は複数報告されています。

そのため、日経バイオテクONLINEの『富士フイルム、新型コロナに対する「アビガン」の治験の詳細が明らかに』によれば、富士フイルム富山化学が新型コロナウイルスに対する第3相臨床試験が始まりました。

※富士フイルム富山化学が発表する「アビガンR錠の催奇形性の可能性について」で語られているとおり、動物実験では致死や催奇形性が確認されています。

データはないようですが、妊婦や胎児へどのような影響を与えるのか現時点では不明だとして妊娠期間中の投与は禁止とされています。

オルベスコ(シクレソニド )

オルベスコとは、気管支喘息治療薬として帝人ファーマから販売されている吸入ステロイド剤です。

日本感染症学会が発表する「COVID-19 肺炎初期~中期にシクレソニド吸入を使用し改善した 3 例」によれば、国立感染症研究所村山庁舎のコロナウイルス研究室の実験にもとづいて神奈川県立足柄上病院が新型コロナウイルス感染者にオルベスコを投与したところ、症状が改善したとされています。

その後、帝人ファーマは厚生労働省の要請を受けて、臨床試験用に2万本のオルベスコを確保し、NCGM 国立国際医療研究センターの「COVID-19 に対するRemdesivir の安全性および有効性を検証する 多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照比較臨床試験について」にあるとおり、臨床試験が始まるとされています。

新型コロナウイルスや自然災害などリスク情報で活躍するFASTALERT

災害発生時は、意思決定に基づいた初動対応をすみやかに開始するために、被害状況などの情報収集を行わなければなりません。

しかし、災害発生時はリソースが限られた状況の中で情報を精査しなければならず、場合によっては対応しきれないおそれがあり、これによって的確な対応ができない可能性があります。

この状況を解決するために自治体や企業では、AI情報収集サービス「FASTALERT」が活用されています。

FASTALERTは、自然災害・事故・事件など自治体や企業におけるリスクが発生した場合にAIが正誤を分析した上でほぼリアルタイムでサービス利用者に提供する仕組みです。

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まとめ

今回は新型コロナウイルスに対するワクチンの基礎知識と候補になっている主な治療薬などを説明しました。本記事の重要なポイントには、次の3点があげられます。

  • 新型コロナウイルスのワクチンは正式に発表されていない
  • レムデシビルが新型コロナウイルス治療薬として国内で初めて承認された
  • 現時点ではBCGワクチンの新型コロナウイルスに対する予防効果は立証されていない

この記事を参考にして、新型コロナウイルスに関する適切な情報を把握しましょう。

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