
危険性の高い新型コロナ変異株の概要と分類されている種類
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新型コロナウイルスの変異株が世界中で猛威を振るっており、感染による重症リスクやワクチンの効果低下などが懸念されていますが、中には新型コロナウイルスの変異株がどういったものなのか具体的に分からずに困っている方もいるでしょう。
そこで本記事では新型コロナウイルスにおける変異株の概要と国立感染症研究所で分類されている変異株などを説明していきます。
この記事を読むことで新型コロナウイルスにおける変異株の理解が深まるので、ぜひ参考にしてください。
危険性の高い新型コロナウイルスにおける変異株
変異株とは、新型コロナウイルスに限らず、増殖・感染していく過程で遺伝子情報・性質が変化したウイルスのことであり、インフルエンザに関しても、その年に流行する変異株を予測して毎年のようにワクチンが開発されています。
一般的にウイルスは増殖・感染を繰り返していく中で少しずつ変異していく特徴があり、新型コロナウイルスの場合は2週間に1箇所ほどのスピードで変異していると指摘されています。
株式会社日本医学臨床検査研究所の「新型コロナウイルス変異株とは」で開設されているように、新型コロナウイルスの変異株の種類にもよりますが、従来の新型コロナウイルスと比べて感染しやすく、免疫やワクチンの効果を低下させる危険性があると現時点では考えられているのです。
朝日新聞の「変異株の国名表記をアルファベットに WHO、差別回避」で説明されているように、従来は英国株やインド株など変異株が最初に確認された国の名称をつけていましたが、その国への偏見を強めてしまう懸念点があったため国名ではなくアルファベットを用いるように変更されました。
これまで確認されている変異株の種類と特徴
厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症(変異株)への対応」で説明されているように、国立感染症研究所ではWHOの分類や日本国内の検出状況に基づいて、新型コロナウイルスの変異株を懸念される変異株(Variant of Concern:VOC)、注目すべき変異株(Variant of Interest:VOI)に分けられています。
国立感染症研究所で現時点で分類されている具体的な変異株は、以下のとおりです。
【懸念される変異株(Variant of Concern:VOC)】
感染性や重篤度が増していたり、ワクチンの効果を弱めるなどの性質に変化したおそれのある変異株で、アルファ株・ベータ株・ガンマ株・デルタ株が分類されている
【注目すべき変異株(Variant of Interest:VOI)】
感染性や重篤度、ワクチンの効果に影響を与えるおそれがある変異株で、E484Kがある変異株・イプシロン株・シータ株・カッパ株がある
ペルー由来のデルタ株に匹敵するほどの強い感染力をもつとされるラムダ株が日本でも2021年7月20日に確認されていますが、日本ではVOCとVOIに分類されていないのが現状です。
新型コロナウイルスの様々な変異株による感染拡大を防ぐために、世界中で変異株に応じた効果的なワクチンの開発や臨床試験が日々行われ、多くの地域でワクチン接種が実施されています。
変異株においても従来の新型コロナウイルス対策が重要
感染力が強いなどのおそれがある新型コロナウイルスの変異株ですが、感染を防ぐために行うことは従来の新型コロナウイルス対策と変わらないため、ワクチンを摂取した上で以下の対策を平時から徹底しましょう。
- 不織布マスクを着用する
- 手洗いとアルコール消毒を徹底する
- 3つの密を回避する
- 不要不急の外出を控える
- 少しでも体調不良の場合はテレワークを行う
- 定期的に室内を換気する など
今回は簡易的な説明となりましたが、詳しく感染を防ぐために平時から行うべき新型コロナウイルス対策を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
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最後に
従来よりも感染力が強く、重症化リスクなどが高いとされる新型コロナウイルスの変異株の場合でも、感染を防ぐためには従来の新型コロナウイルス対策を徹底することが重要です。
この記事を参考に変異株の理解を深めて、平時からより新型コロナウイルス対策を徹底し、感染を可能な限り回避しましょう。