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停電発生時はどうする?インフラや事業の継続を図る上で求められている電気継続計画(ECP)

地震など自然災害に伴う停電が発生すると営業停止や医療機器停止による生命の機器など深刻な事態へ陥る必要があり、これらの状況をふまえて電気継続計画(ECP)の策定が求められています。

しかし電気継続計画(ECP)がまだ始まったばかりという背景もあり、そもそも電気継続計画(ECP)がどういった内容なのかを把握していない方も少なからずいるでしょう。

そこで今回はそんな方のために電気継続計画(ECP)の概要と電力が途絶してしまった場合の主な対応などを説明していきます。この記事を読めば、今後の効果が期待されている電気継続計画(ECP)の理解をいち早く深めることができるので、防災力を高めるためにもぜひ参考にしてください。

災害発生時の電力確保を図る電気継続計画(ECP)

国際電気標準会議(IEC)で日本が提案した「災害時の都市サービスの継続性に資する電気継続の仕組み」という新しい国際規格が2020年7月に発行されました。

経済産業省が発表する「災害時の都市サービス継続に関する国際規格が発行されました ー災害時の電力供給停止がもたらす影響を最小限にー」によれば、この国際規格の中で主に以下の対応が自治体やインフラ事業者などに対して求められています。

  • BCPに基づく、通常時・災害時における電気継続計画(ECP)の策定
  • ECPを実施するための電気継続システム(ECS)

地震など大規模な災害が発生したことで電力設備が損傷し、電力が途絶した場合でもその影響を最小限に留め、医療機関などの重要な都市サービスは必要不可欠です。

近年、日本では自然災害によって深刻な被害を受けていますが、この状況を受けて日本政府は防災に関する様々な取り組みを行っており、その中で災害の影響を最小限に抑える仕組みの国際規格化も積極的に進めています。

「災害時の都市サービスの継続性に資する電気継続の仕組み」の提案・発行には、こうした背景があり、スマートシティの取り組みの中で地域の防災力向上を図るために電気継続計画(ECP)や電気継続システム(ECS)の実施を自治体やインフラ事業者などに対して求めています。

電気継続計画(ECP:Electricity Continuity Plan)とは、地震や台風などのリスクによって電気の供給が途絶した場合に事業・サービスを継続させるための電気を確保する計画のことです。

災害発生時に事業・サービスを継続させるためには前もって用意したBCP(事業継続計画)に沿って、対応していきますが、事業・サービスの途絶を防ぐためにはライフラインの1つである電気の確保も重要であり、BCPとは別に電気確保に焦点を絞った電気継続計画の策定も求められています。

また電気継続計画は事業・施設ごとに考えるBCPよりも対象となる範囲が広く、リスクが発生した場合に医療機関・公共交通機関など都市サービスが必要最低限の電気を確保してサービスを継続できるようにすることを目指すのが特徴です。

電気継続システム(ECS)とは、電気継続計画(ECP)で定めた対応を実行するための仕組みであり、具体的には自家発電機やエネルギーマネジメントなどがあげられます。

「災害時の都市サービスの継続性に資する電気継続の仕組み」に関する国際規格や電気継続計画(ECP)などの導入事例は、発行されてから間もないこともあり、まだ現時点では少ないですが、今後、自治体や企業などで実施されれば地域の防災力向上へつながると期待されています。

電力が途絶した場合の主な対応3選

では電気が途絶した場合に備えて、電気継続計画にどのような対応を盛り込んでいけば良いのでしょうか。この章では電気が途絶した際の主な対策を説明していくので、ぜひ参考にしてください。

自家発電機など非常用電源を活用する

大規模な地震などインフラが被害を受けたことが原因で停電が発生すると、PCや設備が利用できなくなることで以下のような様々なリスクへ発展するおそれがあります。

  • 営業停止による納品遅延や顧客離れ
  • 医療機器停止による生命の危機
  • 空調停止による健康被害 など

これらのリスクを防ぐためには停電発生時に安全確保をした上で業務・サービスを継続できるように自家発電機や自家発電システムなどの非常用電源を確保しておくことが重要です。

施設全体の業務など継続するためには自家発電システムを導入しておきますが、自家発電システム自体に不具合が生じた場合に備えて、コンパクトな※ガソリン式自家発電機も用意しておくと良いでしょう。

※ガソリン式自家発電機は多くの一酸化炭素を排出するため、屋内の設置はやめましょう。

「確か自家発電システムが用意されていたはずだから大丈夫」だと思った方も中にはいるかもしれませんが、防災専用自家発電設備の場合は防災設備以外への電気供給ができないので、事前に自家発電設備の種類を確認しておくと安心です。

デスクトップPCにUPS(無停電電源装置)を接続しておく

停電発生時にデータが失われてしまうことを防ぐために事前にデスクトップPCにはUPS(無停電電源装置)を接続しておきましょう。UPSとは、停電などで電力が途絶した場合に一時的に電力を供給する装置のことです。

バッテリーで稼働するノートPCの場合は必要ありませんが、UPSを使えばバックアップの確保などを行なった上で安全にデスクトップPCをシャットダウンさせることができます。

UPSで長時間デスクトップPCを稼働させようと考えている方も中にはいるかもしれませんが、あくまでもUPSは一時的に電力を供給する装置なので、必要なデータの保存などの対応が終わったら、すみやかにシャットダウンさせると良いでしょう。

また停電発生時に万が一、自家発電機やUPSなどが機能しなかった場合に備えて、顧客情報など特に重要なデータに関しては平時からバックアップを確保する習慣をつけておくことが望ましいです。

通電火災を防ぐためにブレーカーを落とす

大規模な地震によって停電が発生し、最寄りの避難所などへ移動する必要がある場合は必ずブレーカーを落としてから避難しましょう。万が一、ブレーカーを落とさないまま、避難すると通電火災が発生するおそれがあります。通電火災とは、電力が復旧した際に暖房や破損した電源コードなどが可燃物に触れていたことが原因となって発生する火災のことです。

通電火災は避難中で誰も施設にいない場合に発生することが多く、初期消火が難しいため、大規模な火災へ発展するリスクがあります。そのため、ブレーカーを落とした状態で避難するほか、ブレーカーを上げる際に損傷した電源コードなどが可燃物に触れていないかなどを確認しておきましょう。

停電などリスク情報の収集に役立つFASTALERT

自然災害などのリスクによる被害を最小限に抑えるためには迅速にリスク情報を把握しておく必要があり、万が一リスク情報の確認が遅れると初動対応の開始が遅くなるため、被害の拡大へつながるおそれがあります。

しかしリスクには自然災害だけでなくシステム障害、事故など多くのリスクがあり、被害を抑えるために多くのリスクを収集しようとすればするほど、人的・時間的コストがかかりますし、人の目ではどうしても必要なリスク情報の取り漏らしが発生してしまいます。

では、どのようにリスク情報をスムーズに収集していけば良いのでしょうか。近年、人的・時間的コストをかけずに様々なリスク情報を迅速に収集するために企業や自治体でFASTALERTなどのAI緊急情報サービスが導入されています。

BCPや防災対策などを目的としてすでに全ての民放キー局や大手報道機関、一般企業、自治体で幅広く導入されているFASTALERTは次の4つのメリットがあるため、迅速なリスク情報の収集と初動対応を開始することができるのです。

【FASTALERTの4つのできる】
・災害などのリスク情報がAIによってほぼリアルタイムで検知できる
・報道ではカバーしきれない地域などの細かい情報も入手できる
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・現地に行かなくてもテキスト、映像、写真で状況が把握できる

迅速なリスク情報の収集は事業の被害を抑えるための初動対応を開始する上では必要不可欠なので、リスク情報の収集をスムーズに行いたいとお考えの担当者さまは、ぜひFASTALERT基本紹介資料から資料をお申し込みくださいませ。

【サービス資料で分かる3つの内容】
・これまでFASTALERTが検知した主なリスク情報一覧
・業種ごとのFASTALERTの活用シーン
・現在ご利用いただいている企業さまのレビュー

FASTALERTは、企業・自治体のお客様専用のサービスとなります。
※ソーシャルリスクレポートなどその他の資料は、こちらの資料ダウンロードからご覧ください。

最後に

突発的な停電が発生すると、業務・サービスが停止すると営業停止など深刻な被害へ発展するおそれがあります。さらに地震などの発生によってインフラが被害を受けたことが停電の原因であった場合は、電力の復旧までに時間を要する可能性があるのです。

「災害時の都市サービスの継続性に資する電気継続の仕組み」に関する国際規格や電気継続計画(ECP)を参考に電力確保の対応を定めた上で、今後の動向に注目しましょう。

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