ビジネスインパクト分析がBCPに欠かせない理由

BCPを策定する場合、事業に起こりえるリスクはもちろんのこと、早期復旧のためにどの業務を優先するべきなのかをよく考えなくてはなりません。

そんな場合にビジネスインパクト分析が役立ちます。しかしビジネスインパクト分析がよく分からないと悩んでいる方も多くいるはずです。

今回はそんな方のためにビジネスインパクト分析の予備知識とその手順を解説していきます。

この記事を読めばビジネスインパクト分析が実践できるようになるので、ぜひ読み進めてください。

ビジネスインパクト分析の意味と目的

ビジネスインパクト分析(Business Impact Analysis:BIA)とは、災害などのトラブルによって業務が停止した場合に事業が受ける影響を分析・評価するプロセスのことです。

災害などのトラブルで事業や従業員などが被害を受けると事業を継続または復旧するための資源は限られてくるので、優先する業務を洗い出した上で、そこにリソースを集中させる必要があるでしょう。

このビジネスインパクト分析を行えば、優先する業務、必要な資源、復旧にかかる時間がはっきりと分かるので、業務が停止することによる事業の損失を最小限に抑えることができます。

BCP(事業継続計画)を策定する上で必要不可欠なプロセスとなり、ビジネスインパクト分析が明確に行えていないと、BCPが万が一の際に機能しない可能性が高くなります。

効果的なBCPを作成するためにもビジネスインパクト分析で想定できるリスクや優先する業務などを具体的に洗い出しておきましょう。

BCPとは、災害や事故などが起きた際に企業が受ける被害を最小限に抑えて、事業の継続や早期復旧を図るための計画のことです。

ここでは簡易的な紹介となりましたが、より詳しくBCPを知りたいという方は以下の記事をご覧ください。

https://jxpress.net/bcp/

ビジネスインパクト分析の3つの手順

ビジネスインパクト分析の重要性が分かった上で、次にビジネスインパクト分析を行う手順を説明していきます。

どれも大切な情報になるので、ぜひじっくり読んでみてください。

リスクを洗い出す

ビジネスインパクト分析を行うにあたって、まずは想定されるあらゆるリスクを洗い出していきましょう。

対象となるリスクには自然災害だけでなく、機器の誤操作や情報システムの障害、設備の故障、ストライキ、テロなど、多種多様なトラブルが含まれています。

考えられるリスクを書き出し終わったら、それらを整理し自社で発生する可能性が高いトラブルは何なのか、どのような対策が適切なのか、最低限の業務を行うためには何が必要なのかをよく考えてください。

またトラブル発生時には何が起こるのかわからないため、業務を行う上で必要なものの代替手段は必ず用意しておきましょう。

代替手段が準備されていないと想定外のトラブルが起きた場合に対応できず、BCPが機能しません。

MTPDとRTOを決める

想定されるリスクを洗い出し終わったら、MTPDとRTOを設定します。MTPDとRTOの意味は以下のとおりです。

【MTPD】
MTPD(最大許容停止時間:Maximum Tolerable Peroid of Distruction)とは、事業の停止を許容できる最長時間

【RTO】
RTO(目標復旧時間:Recovery Time Objective)とは、いつまでに事業を復旧させるかを示す目標の時間

MTPDを決めることで、トラブル発生時にどの業務を優先して復旧させるべきなのかが明確に分かるので、さらにMTPDで把握した重要な業務に依存しているステークホルダー(顧客や仕入先等の利害関係者)などを特定していきます。

次にRTOを設定するのですが、ここで注意しなければならないのはステークホルダーの要望などを考慮することです。

過去の事例や経験をもとにRTOを決めると万が一の際にRTOを達成できない可能性が高まるので、納期遅延のペナルティや事業の信頼を失う期間などさまざまな条件を考えてRTOを決めましょう。

リスクアセスメントを行う

その後、RTOを達成するための経営資源(人員やサービス、設備など)を可能な限りあげた上で、RTOまでに経営資源を調達できない場合を想定し、分析・評価を行いましょう。

このプロセスをリスクアセスメント(Risk Assessment)と呼び、さまざまなリスクが発生するシナリオを考えて、リスクの種類やその影響を確認します。

特定した影響度の高いリスクから優先的に対策していきますが、トラブル発生時は何が起きてもおかしくないので、複数案用意しておくと良いでしょう。

自然災害などリスク情報の収集やBCPで活躍するFASTALERT

自然災害などのリスクによる被害を最小限に抑えるためには迅速にリスク情報を把握しておく必要があり、万が一リスク情報の確認が遅れると初動対応の開始が遅くなるため、被害の拡大へつながるおそれがあります。

しかしリスクには自然災害だけでなくシステム障害、事故など多くのリスクがあり、被害を抑えるために多くのリスクを収集しようとすればするほど、人的・時間的コストがかかりますし、人の目ではどうしても必要なリスク情報の取り漏らしが発生してしまいます。

では、どのようにリスク情報をスムーズに収集していけば良いのでしょうか。近年、人的・時間的コストをかけずに様々なリスク情報を迅速に収集するために企業や自治体でFASTALERTなどのAI緊急情報サービスが導入されています。

すでに全ての民放キー局や大手報道機関、一般企業、自治体で幅広く導入されているFASTALERTは次の4つのメリットがあるため、迅速なリスク情報の収集と初動対応を開始することができるのです。

【FASTALERTの4つのできる】
・災害などのリスク情報がAIによってほぼリアルタイムで検知できる
・報道ではカバーしきれない地域などの細かい情報も入手できる
・1つのサービスで自然災害、事故、事件など幅広いリスクを調査できる
・現地に行かなくてもテキスト、映像、写真で状況が把握できる

迅速なリスク情報の収集は事業の被害を抑えるための初動対応を開始する上では必要不可欠なので、リスク情報の収集をスムーズに行いたいとお考えの担当者さまは、ぜひFASTALERT基本紹介資料から資料をお申し込みくださいませ。

【サービス資料で分かる3つの内容】
・これまでFASTALERTが検知した主なリスク情報一覧
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FASTALERTは、企業・自治体のお客様専用のサービスとなります。
※ソーシャルリスクレポートなどその他の資料は、こちらの資料ダウンロードからご覧ください。

まとめ

今回はビジネスインパクト分析の基本とその手順を紹介しました。本記事の重要になるポイントには、次の2点があげられます。

この記事を参考に明確なビジネスインパクト分析を行なって効果的なBCPを策定しましょう。

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