新型コロナの感染リスクが高い5つの場面と企業における対策

依然として収束しない新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために日本政府によって様々な対応が求められているますが、その1つが感染リスクが高いとされている5つの場面の回避です。

しかし新型コロナウイルスに関連する新しい用語が増え続けていることで、5つの場面の意味を正しく把握していない、具体的にどういった行動をすればいいのか分からない、といった悩みを抱えている方も中にはいるでしょう。

そこでそんな方のために本記事では5つの場面の概要と行うべき対応、そのほかの新型コロナウイルス対策などを説明していきます。

この記事を読むことで5つの場面の理解が深まるので、ぜひ参考にしてください。

感染拡大が続く新型コロナウイルスと5つの場面

昨年2020年から日本でも感染が拡大し続け、日本経済などに深刻な被害を与えている新型コロナウイルス。

2021年1月8日から現時点では2月7日までの2度目の緊急事態宣言が発表するなど、日本政府は感染拡大を阻止するために様々な対応を行なっており、その一環として感染リスクの高い5つの場面の回避を呼びかけています。

分科会から政府への提言 感染リスクが高まる「5つの場面」と「感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫」』で説明されているように、5つの場面は2020年10月23日に新型コロナウイルス感染症対策分科会によって日本政府に提言された概念であり、クラスターの発生状況と照らし合わせると5つの場面は感染リスクが高いとされています。

感染リスクが高い5つの場面の具体的なシーン

回避を呼びかけられている5つの場面ですが、具体的にどのようなシーンがあげられるのでしょうか

この章では、5つの場面として対策が求められている5つの場面と感染リスクが高まる理由を説明していくので、ぜひ参考にしてください。

①飲酒を伴う懇親会など

②大人数や長時間に及ぶ飲食

③マスクなしでの会話

④狭い空間での共同生活

⑤居場所の切り替わり

感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫

前述した分科会から政府への提言 感染リスクが高まる「5つの場面」と「感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫」では、5つの場面だけでなく、感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫も提言されています。

この章では同発表に基づいて、感染リスクを低減しつつ、会食を楽しむための工夫を説明していくので、ぜひ読み進めてください。

利用者側

飲酒する場合は、少人数・短時間、できれば普段一緒にいる人と、適度な酒量を守りつつ、以下の工夫をしましょう。

同発表で説明されているようにフェイスシールド・マウスシールドは、マスクよりも効果が薄いとされているため、マスクを着用するようにしましょう。

もともとフェイスシールドは、マスクと併用して飛沫から目を守るための製品であり、マウスシールドは、飲食など接客業の方が食品や商品を飛沫から守るために着用する製品でした。

接客業で多くみられる「マウスシールド」その有効性は【#コロナとどう暮らす】で説明されているように、マスクと比較してフェイスシールド・マウスシールドは顔に密着できないため、現時点では飛沫感染や拡散を防ぐ効果が薄いと考えられています。

お店側

一般社団法人日本フードサービス協会と一般社団法人全国生活衛生同業組合中央会が発表する「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(改正)に基づく 外食業の事業継続のためのガイドライン」などのガイドラインを参考にして、主に以下のような対応を行いましょう。

また店舗で行なっている新型コロナウイルス対策の協力の呼びかけや新型コロナウイルス接触感染アプリ(COCOA)のダウンロードを働きかけることも重要です。

感染を防ぐための主な新型コロナウイルス対策

すでに新型コロナウイルス対策を普段から心がけている方もいますが、前述した5つの場面さえ回避すれば安心という訳ではなく、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためには一人ひとりが新型コロナウイルス対策を徹底しなければなりません。

この章では主な新型コロナウイルス対策を説明していくので、ぜひ読み進めてください。

手洗いや消毒を徹底する

新型コロナウイルスの飛沫感染や接触感染を防ぐために手洗いや消毒を徹底しましょう。

厚生労働省が発表する「手洗い」でも説明されているように新型コロナウイルスを含む飛沫がドアノブや電車のつり革などに付着している場合があり、そのままの状態で目や口などの粘膜に触れてしまうと感染してしまうリスクがあるため、手洗いの徹底が大切です。

日本ウイルス学会が発表する「新型コロナウイルス感染症について」で説明されているように新型コロナウイルスは、石鹸やアルコールに弱いノンエンベロープウイルスに該当すると考えられています。

そのため、従業員に手洗いを徹底させるほか、オフィスや店舗の入り口には消毒液を設置しましょう。

詳しく新型コロナウイルスにおける消毒を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

新型コロナウイルス対策で消毒が有効とされる理由

マスクを着用する

前述したようにフェイスシールド・マウスシールドでは、感染リスクを抑える効果が薄いと現時点では考えられているため、マスクを着用しましょう。

日テレNEWS24の「尾身会長 若い世代に拡散してほしいこと」で日本医師会会長の尾身氏が説明しているように現在はウレタンマスクや布製マスクは、不織布マスクなどと比較して感染・拡散防止効果が薄いとされているため、不織布マスクやサージカルマスクを着用することが望ましいです。

東京大学医科学研究所の河岡義裕教授らの研究所グループが行なった本物の新型コロナウイルスを使った実験「新型コロナウイルスの空気伝播に対するマスクの防御効果」では、マスクの着用によって吸入およびに拡散する新型コロナウイルスの量が減少することが明らかになりました。

ただし、顔に密着させるなど正しく使用しなければ不織布マスクやサージカルマスクであっても効果が半減してしまうので、注意しましょう。

テレワークを行う

新型コロナウイルスの感染を防ぐためには飛沫感染と接触感染を回避するほか、フィジカルディスタンスを確保することが重要ですが、在宅勤務で行うテレワークを実施すれば感染リスクを大幅に低減できます。

実際にCDC(アメリカ疫病予防管理センター)が発表する「Telework Before Illness Onset Among Symptomatic Adults Aged ≥18 Years With and Without COVID-19 in 11 Outpatient Health Care Facilities — United States, July 2020」によれば、新型コロナウイルス感染症患者になった労働者は陰性だった労働者よりもテレワークの実施率が低かったことが明らかになりました。

また新型コロナウイルスに感染しても主な症状が見られない無症状に陥るケースも確認されているので、他の社員への感染拡大などを防止するために少しでも体調が悪い社員は新型コロナウイルスの潜伏期間である2週間程度はテレワークに切り替えさせると良いでしょう。

詳しく新型コロナウイルス対策としてのテレワークを知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

テレワークが新型コロナウイルス対策として重視される理由

定期的に換気する

新型コロナウイルスの飛沫感染やエアロゾルによる感染を防ぐために定期的な換気を心がけましょう。

新型コロナウイルス感染症患者がくしゃみや咳などで新型コロナウイルスを含んだ飛沫を飛ばすとエアロゾル(小さな粒子で直径5μm未満と定義)が一時的に空気中に漂う場合があり、感染リスクが高まる場合があります。

NIH(アメリカ国立衛生研究所)などの研究グループが2020年3月17日に発表した「Aerosol and Surface Stability of SARS-CoV-2 as Compared with SARS-CoV-1」によれば、新型コロナウイルスを含んだエアロゾルは最大3時間程度、生存するとされており、感染を防ぐためには定期的な換気が極めて重要です。

ここでは簡易的な説明となりましたが、詳しく新型コロナウイルス対策としての換気を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

新型コロナウイルス対策における換気の基本と推奨される理由

※エアロゾル感染は、医療現場で使われている言葉ではなく、現時点では世界的にも明確に定義されていないため、本記事ではエアロゾルによる感染と記載しています。

またエアロゾル感染=空気感染だと表現されている場合もありますが、厚生労働省が発表する「新型コロナウイルス感染症はこうした経路で広がっています」で説明されているように実際には空気感染とは原理が異なりますし、現時点では新型コロナウイルスによる空気感染が発生する可能性があることを示唆されているだけであり、本記事執筆時点ではまだ発生が確認されていません。

3つの密を回避する

新型コロナウイルスによる感染リスクを低減するためには5つの場面だけでなく、3つの密も回避する必要があります。

厚生労働省が発表する「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」で説明されているように、3つの密とは以下3つの条件のことであり、新型コロナウイルスの集団感染が確認された場所を調査したところ、いずれかの条件を満たした場合は感染リスクが高くなることが明らかになりました。

詳しく新型コロナウイルスにおける3つの密を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

新型コロナウイルスにおいて3密の回避が重要な理由

新型コロナウイルスなどのリスク情報を早期把握できるFASTALERT

新型コロナウイルス感染者の発覚など企業におけるリスク発生時は、意思決定に基づいた初動対応をすみやかに開始するために、被害状況などの情報収集を行わなければなりません。

しかし、災害発生時はリソースが限られた状況の中で情報を精査しなければならず、場合によっては対応しきれないおそれがあり、これによって的確な対応ができない可能性があります。

この状況を解決するために自治体や企業では、AI情報収集サービス「FASTALERT」が活用されています。

FASTALERTは、自然災害・事故・事件など自治体や企業におけるリスクが発生した場合にAIが正誤を分析した上でほぼリアルタイムでサービス利用者に提供する仕組みで、新型コロナウイルスの感染状況や行政からの情報などを詳しく調査できます。

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詳しくご覧になりたい方は、「防災お役立ち資料」から資料をお気軽にダウンロードしてください。

最後に

新型コロナウイルスの感染拡大を阻止し、収束させるためには今回説明した5つの場面の回避など、普段から一人ひとりが新型コロナウイルス対策を徹底し、少しでも感染者を減らさなければなりません。

この記事を参考に新型コロナウイルス対策を見直して、感染拡大を阻止するためにより効果的な対策を考えていくと良いでしょう。

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